東京理科大学生命医科学研究所の北村大介教授らは、アレルギーの原因物質となる抗体「IgE」を作る基となる細胞「IgE型B細胞」により、体内に侵入した病原体を記憶する「免疫記憶」が形成される仕組みをマウス...

筑波大学医学医療系・生命領域学際研究センターの渋谷彰教授らは、血液中に侵入した細菌の毒素が全身に広がり多臓器不全や血圧低下に至る病気「敗血症」の発症に、脾臓(ひぞう)にある免疫細胞「辺...

東京大学大学院医学系研究科の間野博行教授らは、15―39歳の若年世代(AYA世代)で高頻度に発生するがんの一種「B細胞性急性リンパ性白血病(B―ALL)」の原因となる遺...

研究チームはこうした幹細胞を「人工白血球幹細胞(iLS細胞)」と名付けた。... ウイルスベクター(運び屋)を使い、白血球の一種であるB細胞への分化に必要な転写因子「E...

作製した細胞の持ち主と異なるマウスに移植用細胞と免疫抑制細胞を移植したところ、移植用細胞が拒絶されにくくなり、体内にとどまる期間を延ばせることを明らかにした。 ... マウスのiPS...

研究グループは、血圧を上昇させる働きがあるアンジオテンシンII(AngII)という分子と、B型肝炎ウイルスのたんぱく質を融合させてワクチンを作製。このワクチンを投与すると体内の免疫細胞...

ONO―4059は小野薬品が創製し、B細胞性悪性腫瘍を中心に開発を進めているブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害剤。悪性B細胞の生存や増殖を制御する細胞内シグナル伝達にかかわるたん...

大阪大学免疫学フロンティア研究センターの松本真典助教らの研究グループは、免疫反応を抑えるたんぱく質のインターロイキン―10(IL―10)が、プラズマブラストと呼ばれるB細胞集団から分泌...

免疫細胞の一種である「自然リンパ球」が、ウイルスなどの侵入を防ぐのに重要な腸管上皮細胞への糖の修飾を制御していることをマウスで見つけた。... グループは免疫細胞と同酵素の関係を調べるため、さまざまな...

MGD010は非臨床試験において、リンパ球の一種であるB細胞を枯渇させることなくその活性化を阻害することが認められた。現在承認されている療法はB細胞が枯渇して感染症にかかりやすくなるリスクが高まるため...

すでに再発・難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫やマントル細胞リンパ腫の治療薬として、提携先のエーザイが10年から販売している。

脂肪組織内には日常的に、炎症抑制物質を分泌する「制御性B細胞」が集積していることを発見。... 今回の仕組みを応用し、制御性B細胞を増やして脂肪組織の炎症を抑制する手法が開発できれば、生活習慣病の治療...

白血病は白血球などの血液細胞を作る造血細胞の分化異常が発症原因の一つ。... ヒトの急性白血病細胞にmiR―126を導入すると、正常なB細胞(白血球の一種)に変化する兆候が現れた。mi...

大阪大学免疫学フロンティア研究センターの黒崎知博教授らは、免疫記憶を統御する免疫細胞「メモリーB細胞」が2度目の細菌・ウイルス侵入時に素早く反応するのは、遺伝子発現のタイミングや量を調節する転写因子の...

B細胞上の抗原CD20を標的とする薬剤で、低悪性度・中高悪性度非ホジキンリンパ腫の治療薬として中外製薬が2008年に開発を始めた。

免疫機能をつかさどるヘルパーT細胞が、皮膚や粘膜に広がり皮膚炎を起こすことを初めて明らかにした。... 皮膚の表面で作られるたんぱく質「デスモグレイン」に反応するヘルパーT細胞が体内で作られる遺伝子改...

大阪大学と理化学研究所のグループは、免疫細胞の一種であるB細胞が肺炎球菌などの病原体成分に反応して抗体をつくるために「CIN85」と呼ばれる分子の働きが必須であることを突き止めた。... 阪大の黒崎知...

近年、免疫細胞の一種である「制御性B細胞」が炎症を抑えるとの報告が注目されているが、その具体的な働きが未解明だった。 ... 制御性B細胞の中に細胞外からカルシウムが流入することで、...

その後研究を重ね、免疫細胞の一つであるB細胞に働き、抗体の産生を誘導する因子を見つけた」 ―順調に進んでいたようですね。

エーザイは、低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を適応症とした抗がん剤「トレアキシン点滴静注用100ミリグラム」(一般名ベンダムスチン塩酸塩)を発売した。