17年11月に買収した米国の黒鉛電極子会社が通期にわたり貢献。黒鉛電極の売価改善なども寄与し、売上高は同2・2倍の2313億円となった。

黒鉛電極は電気炉で鉄スクラップを溶かし鉄鋼としてリサイクルする際に欠かせない。... 長坂社長は、足元で「絶好調」の黒鉛電極の現在の事業環境は少なくとも今後2―3年は続くと予想。... 同社は国内向け...

「現在の電炉用黒鉛電極は1本単位で販売しているが、使用量に応じて課金するサービスはアイデアとして面白い。... 黒鉛電極は各電炉メーカーの設備に合わせた品質をつくっていて、原料のニードルコークスや焼成...

19年以降も世界シェア首位の電炉用黒鉛電極が稼ぎ頭で変わらない。... 森川社長は「19年の黒鉛電極は少なくとも18年より増収増益になる。

17年の独社買収で電炉用黒鉛電極事業の世界シェアは32%と首位に躍り出たところに、中国の鉄鋼生産能力削減などで顧客の事業環境が改善。... 黒鉛電極の需給逼迫(ひっぱく)は続く...

産業技術総合研究所の間宮幹人主任研究員と秋本順二エネルギー応用材料研究チーム長らは、黒鉛電極の5倍のエネルギー密度を持つ一酸化ケイ素のリチウムイオン電池電極を開発した。電極に一酸化ケイ素の薄膜を作り、...

「2018年12月期第3四半期の価格は昨年平均と比べて4倍強だった」と電炉用黒鉛電極の市況高を喜ぶのは、昭和電工取締役の加藤俊晴さん。... 顧客は黒鉛電極の数量確保を優先し、値段は度外視の傾向が強い...

特殊鋼鋼材の需要が堅調なことから各社の販売数量は伸び、鋼材の値上げも一定程度進んだが、原燃料価格の上昇や、黒鉛電極をはじめとする資機材の値上がりに追い付かなかった。... 特殊鋼製品では従来の合金原料...

電炉用黒鉛電極事業が市況高と独メーカー買収効果で大幅増益をけん引した。... 黒鉛電極中心の無機部門は営業利益が同40・8倍の979億円に急伸した。電極価格が前年平均比で4倍強に高騰したほか、販売数量...

アクリル樹脂原料のメタクリル酸メチル(MMA)の市況高が当初想定より続くほか、電炉用黒鉛電極などに使うニードルコークスも需要旺盛で利ザヤが広がる。 ... ニードルコ...

大阪ガス子会社のKRI(京都市下京区、田畑健社長、075・322・6830)は、電気製鋼炉用黒鉛電極材料のニードルコークスの品質管理を高める技術を確立した。

石油コークスも電炉で使われる黒鉛電極の需要増などで価格が上昇している。

電炉に使う黒鉛電極や耐火物の値上がり、エネルギーコストや物流費の高騰に、自助努力だけでは対応しきれないと判断した。

ただ、黒鉛電極の市況上昇など、計画策定当初と比べて事業環境が大きく変化。さらに米国の黒鉛電極メーカーの買収効果なども加わったことで「目標が有名無実化してしまった」と反省も。

「電炉用黒鉛電極の価格は強含みで進んでいる」と足元の市況を語るのは、昭和電工社長の森川宏平さん。... 19年の黒鉛電極市況も「需給関係がタイトの状況は変わらない。

電炉用黒鉛電極の市況が当初想定以上に上昇しており、無機部門の大幅増益がおもな要因。

東海カーボンによる米国での投資は、2017年11月の黒鉛電極製造会社の買収に続く案件。同日、会見した長坂一社長は「カーボンブラック、黒鉛電極事業ともに米国に生産拠点を持つことで、グローバルプレーヤーと...

市況高を追い風にアクリル樹脂原料のメタクリル酸メチル(MMA)や電炉用黒鉛電極材料のニードルコークスの利幅が拡大し、増益に貢献した。 ... 炭素事業のコア営業利益も同3・3倍...

市況高を背景に電炉用黒鉛電極の値上げが順調に進み、無機部門の営業利益予想を同235億円増の835億円(同11・8倍)に見直した影響が大きい。

同社は電気炉の導電体に使う人造黒鉛電極の大手。電極の製造設備を活用できる負極材を、00年初頭に事業化した。... 経営再建中の同社は近年、中核の黒鉛電極やファインカーボンの生産集約など構造改革を進めて...