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東海カーボンはカーボンブラックを4月1日納入分から1キログラム当たり13円値上げする。

東海カーボンが10日発表した2010年12月期連結決算は、カーボンブラックやファインカーボンなど主力の炭素製品事業が好調で当期利益が前期比2・1倍の56億円となった。

東海カーボンはリーマン・ショック後凍結していた設備投資を復活。

伊藤国二郎氏(88歳、いとう・くにじろう=元東海カーボン社長)11日心不全のため死去。

順調に目標をクリアできそうと予想している」と好調な滑り出しを喜ぶのは、東海カーボン社長の工藤能成さん。

東海カーボンはファインカーボン製品(特殊黒鉛製品)を7月1日受注分から10―20%値上げする。

このほかJFEケミカル(東京都台東区)や日本カーボン、東海カーボンが負極材を展開している。

東海カーボンは5―6月をめどに、電炉用の黒鉛電極の稼働率を現在の6割から8割に引き上げる。

東海カーボンは2011年度をめどに、国内の電極製造工場で電炉用黒鉛電極のリードタイムを約3割短縮する。

東海カーボンは2009年末までに電炉向け黒鉛電極の年産能力を現在の10万トンから10%増の11万トンに増強する。

東海カーボンはリチウムイオン二次電池用のカーボン負極材の生産能力を増強する。

東海カーボンはカーボン系成形断熱材市場に参入する。

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