2008年秋の金融危機から三菱化学の石油化学事業は試練の連続だった。世界経済が一気に収縮する中、塩化ビニール樹脂など汎用事業からの撤退を表明する一方、国内では水島地区コンビナート(岡山県倉敷市...

シンガポール政府の高官も「化学産業はシンガポール経済の成長をけん引する重要な産業。... 国内では石油化学産業は衰退産業とされているが、アジアでは経済をけん引する成長産業。... 国内化学産業の空洞化...

「アジアの時代に変ぼうした」と話すのは、石油化学工業協会会長の高橋恭平さん(昭和電工社長)。... 日本の石油化学産業は内需の減少に加え、アジア新興国や中東との競争激化で旗色が芳しくな...

石油化学工業協会(高橋恭平会長=昭和電工社長)は、石油化学産業の基礎データ集「石油化学工業の現状2010年」を発行した。国内の石油化学産業の動向に加えて、海外のエチレンや合成樹...

「石油精製設備の国際競争力、コンビナートとしての国際競争力をつけていかないと、日本の石油産業や石油化学産業は全滅する」と、危機感を募らせるのは石油連盟会長(出光興産会長)の天坊昭彦さん...

需要面は改善傾向に見えるが、日本の石油化学産業を取り巻く環境は激しくなる一方だ。... また国内の石油化学産業の課題の小規模・乱立状態も解消されていない。各社の連携による合理化効果だけでなく、抜本的な...

「先行きは決して明るくない」と話すのは、石油化学工業協会会長(三井化学会長)の藤吉建二さん。日本の石油化学産業の最大の脅威とされる中東勢がいよいよ始動する。 中国などアジア経済...

石油化学工業協会(藤吉建二会長=三井化学会長)が18日発表した生産実績によると、2月のエチレン製造設備の稼働率は前年同月比22・4ポイント高い97・0%となった。......

石油化学コンビナートの強みを一言で表せば、“産業の一体化”である。... 今、石油化学産業はこの転換期にある。... 日本の石油化学産業は「いまだに過剰設備という構造問題を抱えたまま」(藤吉建...

日本の石油化学産業は世界同時不況を経て、確実に筋肉質な体質に変わろうとしている。... 石油化学産業は“病”を直すための大手術が求められていたのだ。... 日本の石油化学産業が得意とするのは「高品位・...

石油化学産業は一般的に鉄鋼などと並び、エネルギー多消費型産業と呼ばれる。... エチレンの生産工程だけ見ても、石油化学産業がいかにエネルギーを消費する産業なのかが分かる。 ... これらが日本...

租税特措法見直し論議は石油や化学業界が猛反発。... 政府は法人税率の引き下げを示唆しているが、石油化学産業など大企業に及ぶかは微妙。... ただ今のまま“政策不在”が続くようでは、「石油化学産業は再...

これまで、同社のメカニカルシールは、おもに石油精製、石油化学工場などで使用されてきた。そのため、営業所も千葉県市原市や三重県四日市市など大手企業のプラントの所在地に置いてきたが、国内の石油精製、石油化...

現代建設が韓国麗水市の石油化学産業団地に建設するコジェネレーション(熱電併給)プラントに納入する。... 川崎重工は56年から産業用ガスタービンを生産し、これまで330基を超える納入実...

《“中東脅威論”の象徴》 石油化学産業界に“中東脅威論”が広がっている。安価な原料でつくった石油化学製品が中国を中心とするアジアに大量に流入し、コスト競争力で劣る日本の石油化学産業が敗北すると...

それに伴い、石油化学製品は供給過剰に陥るとの見方が石油化学業界の共通認識となっている。... 日本の化学産業の悲劇は、この過剰設備問題を放置し続けたことにある。 ... 日本の石油化学産業も世...

三菱レイヨンがサウジアラビアの石油精製・石油化学最大手のサウジ基礎産業公社(SABIC)との提携を打ち出す一方、旭化成ケミカルズはSABICと企業化調査(FS)を進めて...

石油化学工業協会(藤吉建二会長=三井化学会長)は、石油化学産業の基礎データをまとめた「石油化学工業の現状2009年」を発行した。石油化学製品の製造工程や石油化学関連統計、日本の...

08年秋以降、自動車や電機産業など化学製品の大口需要家が大幅な生産調整を開始。... 今のままではハンディキャップレースを強いられ、日本の石油化学産業は立ちゆかなくなる」。... 典型的な装置産業であ...

三井化学は09年3月期連結決算で、三井東圧化学と三井石油化学が97年10月に合併して以来初めて当期赤字に転落した。... 11日には出光興産と連携強化を打ち出し、成功すれば日本の石油精製・石油化学産業...