公取委がJXHD・東燃ゼネラルの審査と並行して進めている出光興産・昭和シェル石油の経営統合に関する審査が、想定より長引いている模様。

近ごろ出光興産の創業家と経営陣の間で、昭和シェル石油との経営統合を巡る溝が深まっている。

出光興産は7日、2017年4月の合併に向け、9月中を目指していた昭和シェル石油株の取得時期を、10―11月にずらすと発表した。

出光興産は5日、同社の創業家が関係する公益財団2法人が、同社と昭和シェル石油との合併に反対の意思表示を行うことを決議したことについて、意思決定の経緯に疑問があるとの認識を示した。

出光と昭和シェル石油との合併を諮る臨時株主総会で反対することを全会一致で決議した。

昭和シェル石油は1日、サウジアラビア政府や、サウジの国営石油会社で同社の大株主のサウジアラムコと共同で、同国での太陽電池パネルの生産に関する予備調査を始めると発表した。

出光興産と昭和シェル石油の合併構想は、出光創業家の反対で不透明感が増しているが、石油製品の国内需要が先細りする中で、石油業界の再編は避けて通れない課題。... 統合への準備を着々と進めるJXHD・東燃...

出光興産は15日、経営統合を前提とした昭和シェル石油株の取得について、創業家で出光名誉会長の出光昭介氏から事前に了解を得ていたとの認識を示した。

東燃ゼネラル石油の武藤潤社長は12日の決算会見で、出光興産と昭和シェル石油の合併が予定通りに進むかどうかにかかわらず、「JXホールディングスとの統合の必要性に変わりはない」と述べた。 ...

昭和シェル石油が10日発表した2016年1―6月期連結決算は、米国での太陽光発電所建設事業で24億円の為替差損を計上したことが響き、経常利益と当期利益が第2四半期としてはともに3年連続の減益となった。

出光興産は10日、昭和シェル石油との合併に反対している創業家側との協議再開に向けた交渉の経緯を明らかにした。... 一方、昭和シェル石油の坂田貴志執行役員は10日の決算会見で出光との経営統合について「...

出光興産と昭和シェル石油の合併に出光の創業家が反対している問題で、創業家側が9日、出光経営陣らに対し、昭和シェル株の取得を既成事実化しようとしているとして、対応を改めるよう求める文書を発送した。

会見で滝健一取締役常務執行役員は石油業界再編への対応について「法人としての合併や経営統合は考えていない」と述べ、出光興産と昭和シェル石油の合併が破談になった場合、いずれかとの経営統合に名乗りを上げると...

■政治・経済■ ◇6月の機械受注(8時50分、内閣府) ◇7月の企業物価指数(8時50分、日銀) ◇6月の第3次産...

出光興産と昭和シェル石油の合併に出光の創業家が反対している問題について、一般論としながらも「業界各社は(燃料油の内需減退という)大局をみて判断している」と両社を援護する。 &#...

出光興産の出光昭介名誉会長ら創業家一族が、昭和シェル石油との合併を議題とする臨時株主総会で議決権を共同で行使して反対する契約を結んだことが8日、明らかになった。

出光興産の創業家が同社と昭和シェル石油の合併に反対している問題で、出光による昭和シェル株取得への道がさらに狭まった。

民間の精神でやりたい」 ―難航中の出光興産と昭和シェル石油の経営統合交渉に対する考えは。

出光興産の創業家が昭和シェル石油の株式を40万株取得し、出光と昭和シェルの合併をあくまで阻止する強攻策に出た。

昭和シェル石油との合併を進める出光興産の経営陣と、合併に反対する出光創業家との対立が鮮明になった。... 一方、出光の月岡隆社長は「持続的な成長と石油業界の将来を考えた時、昭和シェル石油との経営統合が...