資源安は大手商社の業績にも大きな打撃を与えている。16年3月期は、海外のエネルギー・金属資源開発事業で巨額の減損処理を強いられることで、三菱商事と三井物産の名門2社が、そろって創業以来初の当期赤字にな...

従来から非資源事業に注力してきた伊藤忠商事は、当期純利益で初の業界首位に躍り出る見通しだ。 資源安が当面続く中、日本や新興国への資源供給という意味で商社の果たす役割は引き続...

資源価格は当面回復が見込めない中、各社は資源戦略の見直しとともに非資源分野の早期育成に取り組む。... 一方で、非資源分野の強化は待ったなしの状況だ。... 今後の成長に向け、非資源分野で自社の強みを...

資源安が長期化する中、大手商社の資源依存体質からの脱却が急務となっている。 想定資源価格の引き下げや開発計画の見直しで減損を計上する。... また食料やリテールなど非資源分野での収益...

非資源分野では、自動車やインフラなどの分野の強化とともに、通信やITなど新規分野の開拓にも力を注ぐ。 ... 今回の減損計上は、非資源分野の事業育成の遅れに加え、「中国の景気刺激策に...

一段の資源安により大手商社への逆風が強まっている。... 資源の市況は早期回復が見込めそうにないだけに、非資源分野の収益力強化が一層重要性を増している。 ... 各社が資源事業で苦戦...

農業資材や輸送機など強みの非資源分野を成長の柱に据え、海外の事業基盤強化とともに人材の育成・確保を推進。

強みの非資源分野が好調だったことに加え、15年に出資した中国複合企業CITICの持ち分法適用開始による約200億円の利益計上も寄与した。 非資源分野の当期純利益は同23・8%増の235...

資源分野が市況悪化により、金属事業が低迷するなど苦戦した。... 資源分野の当期純利益は同78・4%減の204億円。... 食料や機械などの非資源分野は同0・8%減の2154億円と、ほ...

【アジアも意欲】 同社は、20年ころに非資源分野の当期純利益で12年度比倍増の3600億円を目指している。

「資源分野は、鋼管事業が原油価格下落の影響を受けるなど低調だが、非資源分野は輸送機やメディア・生活関連、インフラが順調で想定より良い方向で進んでいる。... 資源分野は厳しい状態が続くが、一時的な収益...

「非資源分野を中心にベトナムでの事業拡大に一層注力する。... 供給先のアジアでも、受け入れ基地の展開や販売先開拓に取り組む必要がある」 ―市況低迷が続く資源分野の戦略は。 ...

オランダのビール大手ハイネケンとコンゴで展開するビール製造・販売事業を、コートジボワールでも17年に始める」 「当社も、CFAOとともに日系企業のアフリカ進出支援につながる事業や国の...

非資源分野では強みのインフラや機械のほか、農業資材や穀物の事業をさらに伸ばす。... 資源分野では、当社が持つべきポートフォリオ(資産構成)を考えた上で適正化に取り組む」 &#...

「15年度は資源分野が苦戦した一方、非資源分野は順調に推移している。... 「垣内氏は経営環境の変化に柔軟に対応できる力を持つほか、当社が資源、非資源の両分野に取り組むための軸もぶれない。... 資源...

【冷静に将来見る/三菱商事・小林健社長】 当社は今後も資源と非資源が同居する会社であり続ける。資源は当面厳しい環境が続くが、冷静に将来を見通しつつ環境変化に立ち向かってほし...

資源市況の低迷が続く中、今後は2社を核として非資源事業を拡大できるかが課題となる。 ... 【素顔/三菱商事社長に就任する垣内威彦(かきうちたけ...

3社で事業基盤・機能の活用や優良資産への共同投資を進め、非資源ビジネスを中心に中国・アジア市場を開拓する。 ... 伊藤忠は食料や繊維など非資源事業を得意とし、CPは農業や食料品、流...

財閥系商社が資源分野で苦戦する中、「(強みの)非資源で力を蓄え、資源価格が回復した時でも財閥系商社に負けないようにすることが必要」と強調する。

資源市況が早期に回復する見込みがない中、各社の資源投資に対する戦略や方針にも影響を及ぼしそうだ。... 【慢心なく】 財閥商社が資源安で苦戦する中で強みの非資源分野を伸ばし、16年3...