注目すべき新潮流の一つが「細胞」の“医薬品”化であると筆者は考えている。... ところが、16年に米国で製品化されたCAR―T治療(人工改変免疫細胞を患者に投与)は、難治がんに対し圧倒...

東京医科歯科大学の武部貴則教授らは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から、脂肪性肝炎を再現したヒトの小型の肝臓を作ることに成功した。... 炎症の原因である免疫細胞を小型肝臓に導入するこ...

ロート製薬は、熱帯果物のグアバ葉の抽出物やその中に含まれる成分「アピゲニン」が免疫細胞マイクログリアの活性化を抑制する、新たなメカニズムを発見した。 ... 今回、アピゲニンなどの成...

マンダムと国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(大阪府茨木市)は、細胞の感覚センサーTRP(トリップ)チャネルの一種であるTRPM4が、表皮角化細胞の免疫反応を制...

理化学研究所の古関明彦チームリーダーは、口や首などの頭部にできるがん「頭頸部(けいぶ)がん」の患者に、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した免疫細胞「NKT細胞...

大阪大学蛋白質研究所の高木淳一教授らは、多細胞生物の発生や組織の形成に必須のたんぱく質「ウィント(Wnt)」について、ヒト由来のものでの立体構造を解明した。Wntを水に溶けやすくして結...

患者の免疫細胞に遺伝子操作を施した上で体内に戻し、がんを攻撃する「CAR―T細胞療法」で用いられる。

横浜市立大学の梁明秀教授と宮川敬講師らは、後天性免疫不全症候群の原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)が細胞内の防御システムから逃れる分子メカニズムを明らかにした。... 西アフリカ...

発見した原因遺伝子に変異があると細胞表面で働く分子の機能が喪失し、骨格や脳神経の異常を引き起こしていた。... CSF1Rは細胞膜上でシグナル伝達に関連する分子を作る。異常があるとCSF1Rの発現量が...

キリンHDではヒトの免疫細胞の根幹に作用する独自のプラズマ乳酸菌による事業を展開。

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)とキリンホールディングス(HD)は、CiRAの貯蔵するiPS細胞(人工多能性幹細胞)で、がん細胞などを攻撃する免疫細...

ノバルティスファーマ(東京都港区、綱場一成社長、03・6899・8000)は26日、国内初となるキメラ抗原受容体T細胞(CAR―T細胞)療法「キムリア点滴静注」の製造販...

東京大学医科学研究所の河岡義裕教授は、インフルエンザウイルスの表面たんぱく質を認識し、ヒトの免疫細胞を活性化させて感染防御に働く抗体を発見した。免疫系のシグナル伝達を担う受容体を介し、マクロファージや...

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の徐淮耕大学院生と王博研究員、堀田秋津講師、金子新准教授らは、移植時の免疫による拒絶反応のリスクが少ないiPS細胞(人工多能性幹細胞=...

プラズマ乳酸菌はヒト免疫細胞の活性化効果が期待できるという。

現在の治療では、アレルギー症状や炎症といった免疫が過剰に働いた状態を抑えるために、全身の免疫を抑制する手法がとられる。... 【免疫が過剰反応】 一方でIgA抗体がない状態や、もしく...

CAR―T細胞医療は、患者自身の免疫システムを利用した免疫細胞医療。キムリアは患者の血液から免疫機能をつかさどるリンパ球の一種であるT細胞を採取し、がん細胞を認識するための遺伝子を導入して患者へ戻すこ...

大阪大学の安田圭子医員と坂口志文特任教授らは、免疫細胞が自分の体を攻撃する自己免疫疾患を発症する仕組みを解明した。... Satb1が免疫細胞の一つ「Th17」で欠損すると、自己免疫疾患の原因となるた...

京都大学大学院工学研究科の秋吉一成教授らは三重大学と共同で、がん免疫療法の効果がないとき、がん細胞内の免疫細胞「マクロファージ」を活性化して効果を改善する方法を開発した。... これにより、がんの内部...

小腸にある、自然免疫細胞マクロファージの表面に現れるたんぱく質と結合し、マクロファージの異物を捕捉する樹状突起構造の伸長を促す。免疫を活性化する医薬品などの新たな標的としても応用が期待できる。 ...