産業技術総合研究所は15日、超電導素子の性質を、強磁性の絶縁体で制御できることを発見したと発表した。強磁性絶縁体を高温超電導体で挟んだ構造の接合素子で、強磁体層の厚さを変えると、量子状態が現れることを...

ビスマス系超電導線材は酸化物を材料にし、液体窒素で冷却できるマイナス200度Cより高い温度で電気抵抗がゼロになる高温超電導体。冷却機構などを付加し被覆して超電導ケーブルにする。... 超電導線材の需要...

驚異的な高い温度での超電導(高温超電導)や、磁界で抵抗が劇的に変わる効果(超巨大磁気抵抗効果)がその代表例だ。... これまで、電界を加えると電界と垂直方向にスピンの流...

スマートグリッドへの関心の高まりに伴い、送電ロスを極限まで低減できる超電導ケーブルに期待がかかる。... 液体窒素の冷却温度のレベルで超電導状態にできる高温超電導分野では、現在ビスマス系とイットリウム...

スウェーデンのウプサラ大学、英ケンブリッジ大学、米カーネギー研究所、韓国・東国大学校などの研究グループは、金属水素化物に超高圧をかけた場合、高温超電導を示す臨界温度や圧力をスーパーコンピューターを使っ...

イットリウム系は抵抗が限りなくゼロになる超電導状態にする上で、マイナス196度C前後の冷却環境にできる液体窒素の使用が可能な高温超電導材で、交流送電時の損失も少ない。... 日本では11年秋に東京電力...

東京大学大学院の上田正仁教授らは電気通信大学と共同で、冷却した原子気体を使い、超電導などに関係する普遍的な「熱力学関数」を実験的に決定することに成功した。高温超電導が発現する仕組みの理解などを助けると...

また、既存の鉄塔を活用したまま送電容量を増大できる海外向けの超高圧送電線などが、今後、収益をけん引するだろう。... (高効率送電網の)スマートグリッドでは直流送電用途に超電導ケーブル...

主な採択テーマは、京都大学とアイシン精機による冷凍機一体型高温超電導誘導・同期駆動システムの研究開発、日本板硝子と東京大学によるセルロースエアロゲル材料を利用した透明超断熱ガラスの研究開発、ダイキン工...

川口社長は回転機の設計を経て超電導機器の開発、設計を担当。... これまで納入してきた高温超電導用電磁石や加速器用機器、真空容器など同じ仕様はひとつもない。 ... 「高温超電導にはまだ可能性...

研究チームはこの限界を打ち破るため、より大きい磁場を発生することができるビスマス系高温超電導線材Bi2223を用いた。... ところが、高温超電導線材はわずかな電気抵抗をもつこと、ワイヤ間の超電導接合...

陰山准教授は「この鉄酸化物の(原子同士の)結合が強いという性質を生かして、次は高温超電導を実現したい」と話している。

高温超電導ケーブルが開発され、国境を超えた送電が可能になった。

白書が有望分野に挙げる製品と技術は次世代自動車、太陽光発電、省エネ住宅、サービスロボット、微小電気機械システム(MEMS)、パワーデバイス、高温超電導の七つ。

電子の相互作用が強い物質である高温超電導体のメカニズム解明につながり、電子の集団励起という新たな研究領域開拓への一歩となる。 ... 実験対象は高温超電導体の銅酸化物と、超電導は示さないが同じ...

すでに超電導線材を事業化した住友電気工業を、フジクラや昭和電線ホールディングスが次世代超電導の開発を進めて抜き返そうとしている。... 高温超電導と呼ばれるイットリウム系や住友電工の手掛けるビスマス系...

ご存じ、鉄系高温超電導体の発見に関する論文で、筆頭著者は同大特別研究員の神原陽一さん。... 「いつからか私は超電導屋になりまして」と苦笑い。 ... 「早く超電導の騒ぎが収まってほしい」と本...

銅系が主流だった高温超電導体で鉄系を開発した細野秀雄東京工業大学教授の研究も世界から注目された。... ノーベル賞に値する研究として、JSTは戦略創造事業の中から山中、細野両教授の研究に加え「超高速ペ...

古河電気工業は2015年までに次世代超電導であるイットリウム系超電導線材の生産体制を構築する。... イットリウム系などの高温超電導市場は現在線材中心で年10億円で、2020年には1兆6000億円まで...

クーパー対を解析し、個性を探れば、銅酸化物超電導体や、最近発見が相次ぐ鉄ヒ素系超電導体の機構の解明につながる。... 研究では銅酸化物超電導体を使い、電子を強い磁場中で散乱させた。... 銅酸化物超電...