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これまでこのコーナーでは「健康のはなし」と題して、1年間私どもの病院の医師が身近な病気の話をして参りました。

2015年7月から始まった「健康のはなし」は今回が最終回です。... 健康寿命、すなわち日常生活が健康上の問題で制限されることなく生活できる期間、が長いに越したことはありません。... できれば人生の...

在宅医療とは、高齢に伴い介護が必要だが通院困難となった患者さんに対し、医師、訪問看護師、薬剤師や理学療法士(リハビリ)らの医療関係者が、患者さんのお住まいに定期的に訪問して、計画的で継...

今年、厚生労働省の「知って、肝炎プロジェクト」の大使に、小室哲哉さんが任命されたニュースや「C型肝炎治療は進歩している」というテレビCMを見た方もいると思います。今回はC型肝炎についてお話します。&#...

外来禁煙は、一定の条件を満たせば健康保険が適応でき、3割負担の方で3か月合計5回の外来受診で約2万円となっています。... 喫煙者には、禁煙外来受診などのサポートで、非喫煙者には屋内全面禁煙での受動喫...

年齢とともに失われていく「男らしさ」、昨今『男性更年期』や『男のアンチエイジング』などさまざまなところで叫ばれています。男たるもの、いつまでも若々しくいられたら、と考えている読者の方も多いと思います。...

今回は胆道がんの話をいたします。 まず、胆道がどこにあり、どんな働きをするのかというと、胆道は肝臓から分泌された胆汁が通る管を指し、肝外胆管、胆嚢(たんのう)、十二指...

今回は非常に見つけにくいとされている膵臟がんのお話です。最近では、歌舞伎役者の坂東三津五郎さんやジャーナリストの竹田圭吾さんがこの病でお亡くなりになったのはご存知かと思います。膵臟がんは非常に症状が出...

突然の事故やケガ、もしくは体調不良で調べてみたら、病気が見つかり手術が必要と言われたら。きっと気が動転して手術の説明も上の空、ましてや麻酔の説明なんてしてもらったかしら? も...

2003年に登場した生物学的製剤はリウマチ治療を一新したといえます。ステロイド剤や免疫抑制剤であるメトトレキサート(MTX)などは、今でも極めて有効な治療薬ですが、特にMTX...

リウマチといえばすぐ手指の”関節“の腫れを思い浮かべると思います。間違いではないのですが、リウマチととてもよく似た病気に、変形性関節症があります。この違いは難しく、手の”ふしぶし“が1カ所でも、数カ所...

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開かれます。我々医療人としては特にパラリンピックに注目しなければと思っています。「初めてパラリンピックが2度開催される都市、東京」ということでキャンペーン...

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開かれるにあたり、各方面で準備が進み始めましたが、いきなりエンブレムやスタジアムの問題でケチがついた、と騒がれています。私たち医療界も準備が進まなくて、実...

皆さんは抗がん剤という言葉にどのようなイメージを抱いているでしょうか?「がんを治す薬」「使うと髪の毛が抜けてしまう」「抗がん剤治療は入院が長くなる」など思いつくでしょうが、そのイメージは正しい...

健康のはなし(36)災害医療のトリアージ (2016/3/18 ウイークエンド)

災害医療はトリアージに始まりトリアージに終わると言っても過言ではありません。トリアージは、前回お話しした災害医療の目的である『限られた医療資源を有効に使い、一人でも多くの命を救うための医療』を原点とし...

災害医療と救急医療はどちらとも“急に発生した傷病者に対する医療”ですが、その両者の医療は大きく異なる部分があります。災害医療は急激に増大した医療需要、つまり多くのけが人が発生するのに対して、医療側の提...

今回は、最近大きく変化した花粉症の免疫療法についてお話します。免疫療法は、アレルギー性鼻炎治療の中で、唯一となる根本的な治療方法です。 そもそも免疫とは、人の体内に異物が入りこんでき...

今年も春風とともにスギ花粉の季節がやってきました。寒さも和らぎアウトドアが楽しみなはずなのに…。花粉症の方は、この季節、憂鬱(ゆううつ)になっているのではないでしょうか。 &#...

今回は、心房細動の治療の二つ目の柱である「カテーテルアブレーション」についてお話しします。 心房細動が起きる場所は、左右で二つある心房のうち、左側にある左房です。左房には、肺から合計...

血液をサラサラにする薬と聞いて、「納豆が食べられなくなる」と思う人は、かなりの事情通です。 それは、ワルファリンという薬の話ですが、心房細動の治療の一つ目の柱、抗血栓療法に使う代表的...

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