他方、川下にシフトする場合は、工作機械自体は大手メーカーから完成機、あるいは半完成品モジュールをOEM調達して自社ブランドで販売し、生産ラインの構築・提案やアフターサービスを事業の中心に据えるビジネス...

工作機械業界におけるIoT(モノのインターネット)活用余地と、IoT活用の本格化が工作機械メーカーの競争力に与える影響について考察する。 工作機械業界におけるIoTの...

工作機械の加工効率・精度、経済性を高める上で重要なソフトウエアは、数値制御(NC)装置とCAD/CAMソフトウエアである。図表は一般的なNC装置の構成・役割を示したものだ。ユ...

近時において、日本の周辺海域でメタンハイドレートやコバルトリッチクラストなどの新たな資源の存在が確認され、2013年には日本政府が新たな海洋基本計画を発表し、造船会社を中心に海洋産...

しかし、AUV(自律型無人潜水機)のように日系企業が技術開発で先行する機器も存在する。... (火曜日に掲載) ◇みずほ銀行産業調査部調査役・仲谷能和...

日本では2025年に高齢化率(65歳以上の高齢者が総人口に占める割合)が3割に上昇し要介護率も高まる一方、介護職員が約30万人不足するとみられる。介護職員の身体的負担は大きく、約7割の...

2015年、国内で2種類の手術支援ロボットが発売された。手術時に執刀医の腕を支え、手の震えや疲れを軽減するデンソーの「iArmS」と、腹腔鏡手術の際に内視鏡を操作する助手の医師(スコピスト&#...

グローバルにみると手術支援ロボットの歴史は1980年代に遡り、医療分野ではこれまで、整形外科領域の人工股関節手術で正確に骨を掘削しインプラントを設置する「ロボドック」や、がんの放射線治療を行う「サイバ...

【マーケットインでビジネス発掘】 前回、アプリケーション拡大がさまざまな要求仕様を生み、製造装置メーカーに商機をもたらすが、新規分野でニーズを把握しシーズとマッチングさせるのは容易で...

【表示デバイス多様化で新たな技術開発】 前回、液晶パネルを例に新興勢力が需給を崩す動きの中で、経験則と異なる現状の市場動向を説明した。今回は目線を変え、液晶パネルを含めた表示デバイス...

半導体、液晶パネル、太陽電池、プリント配線板など、特定の製品の生産に使われる製造装置の需要は、これらの製品を生産するメーカー各社の設備投資の規模・時期に大きく左右され、これまで最終製品の市況以上に変動...

現在ドイツ政府はイノベーション創出を企図して「ハイテク戦略」を推進している。インダストリー4・0(I4・0)は、「ハイテク戦略」を構成するアクションプラン(未来プロジェクト&#...

人工知能(AI)は1950年代に研究が本格化し、これまで2度のブームを経て、現在「第3次ブーム」にある。この背景には、(1)インターネットなどの普及によるデータ量の増加...

「和機藹々」は休みました。

日本企業が新たな産業革命の波を機と捉え、旧来のモノづくりを超え、ハード・ソフト・サービスを融合したIoT時代の革新的なビジネスモデルの創造に先んじて取り組むことで、世界での競争をリードしていくことを期...

日本企業が技術優位性を保有する発電形態として、今回は地熱発電を取り上げる。日本企業は、積極的な海外展開により、地熱発電用蒸気タービンの耐腐食技術開発と大型化に成功し、海外において高いプレゼンスを有して...

インフラ輸出として注目されている発電事業の中でも、日本企業が技術優位性を保有する発電形態について考察する。今回は、石炭火力について取り上げる。 日本企業は、石炭ガス化発電(I...

足元ではカナダ・ボンバルディアが航空機部門における開発資金の不足を補うべく、鉄道システム部門のIPO(新規株式公開)を計画しており、鉄道システム関連企業はボンバルディアが手がける信号・...

世界人口は増加が続くと予想されており、その大宗が新興国で起こると言われている。既に新興国では都市部への人口集中が加速し、自動車の交通渋滞が常態化している。このような問題を解決する手段として、経済性や環...

射出成形機は、樹脂製品を成形する機械であり、生産する樹脂製品が安価であるという性質上、価格競争力が重要な製品だ。... 新興国では、ユーザーニーズを捉え、それを実現するための成形機と金型、取出しロボッ...