記事検索結果

東北大など、300万気圧超環境下で「金属鉄」の音速測定成功地球内核解明へ（2022/11/30 科学技術・大学）

地震波速度観測から見積もられた音速は、その条件下での金属鉄の音速より遅いことから、地球内核の化学組成は硫黄やケイ素が多く含まれ、酸素は少ないと考えられる。 ... その結果、地震学的...

能登半島の群発地震、地殻流体上昇が原因東工大が解明（2022/11/9 科学技術・大学）

地震波データ解析から、能登半島の震源域直下に地殻流体が存在することを突き止めた。... 中島教授は、03年から20年12月までに能登半島周辺で起きた地震のP波、S波到着時刻データから地下深さ40キロメ...

十和田火山、噴火可能なマグマ存在産総研が解明（2022/5/16 科学技術・大学）

現在の十和田火山の地下6キロメートル付近に地震波速度が低下する領域がある。... 噴火ポテンシャル評価には一般に地震波などの物理探査でマグマの有無を調べる。だが、地震波低速度領域が発見されても、それが...

高輝度センターなど、マントル境界の陥没解明地球内部物理学の研究進展へ（2022/1/11 科学技術・大学）

深さ660キロメートル付近で地震波速度が大きく変わり、上部マントルと下部マントルに分けられる。

東大など、地球内部の水やマグマの存在捉える解析法（2021/10/7 大学・産学連携）

地球内部の地震波速度と電気伝導度を統合解析することで、岩石と液体の分布形状などを推定できる。... 従来、地球内部の構造は主に地震波速度の伝わり方から推定されてきた。... 得られた結果を実際の観測か...

巨大地震、発生場所地下に異常体東北大が構造解析（2021/4/27 科学技術・大学）

独自に開発した地下構造を画像化する「地震波トモグラフィー法」を活用した。これまでマグニチュード9以上の地震が発生した世界6カ所の沈み込み帯の地下の詳細な3次元による地震波速度構造を調べた。その結果、大...

日本列島下のマントル対流、太平洋プレートが支配東北大が解明（2021/2/16 科学技術・大学）

日本地下における地震波速度データの3次元構造を初めて詳細に解明した。... 研究グループは、地震波が伝わる方向によってその伝播速度が異なる「地震波速度異方性」という性質に着目し、従来手法を改良。全国の...

海洋プレート、年4cm沈降と推定東大が高解像度で視覚化（2019/10/7 科学技術・大学）

同地域の地震観測波形に、地震波形の全情報を使う独自のビッグデータ(大量データ)解析手法を適用した。地殻下にある上部マントルと、より深部にある下部マントルとの接合面付...

技術で未来拓く・産総研の挑戦(35)メタンハイドレート天然コア（2018/6/28 科学技術・大学）

【一気に挽回】現在、我々が可能な圧力コア分析はマイクロメートルスケールでの非破壊イメージング、堆積密度、地震波速度構造、水理・力学特性で、産総研独自の分析項目を含むこれらの項目を1...

古い海洋プレート、マントル境界に沈み込み東大がカリブ海で確認（2017/11/30 科学技術・大学）

地震波形の持つ全情報を用いる「波形インバージョン」というビッグデータ(大量データ)解析手法を、米国のアレイ観測網「USArray」のデータに適用した。中米、カリブ海下の地震波速度構造を...

プレート境界からの「水漏れ」、深部低周波地震を抑制か−東工大（2016/12/20 科学技術・大学）

研究グループは、関東から九州までの1000キロメートルの領域について、地下を地震波が伝わる速度「地震波速度」の変化を検出する「地震波トモグラフィ」という方法で地下を可視化。... 深部低周波地震が発生...

研究では、(1)海洋地殻下部に、北西側へ20―25度傾斜した不連続な構造面が約2・5キロメートル間隔で一定分布(2)その地殻直下の最上部マントルでは地震波速度が毎秒8・...

地球のマントル、化学組成の異なる2層構造−東北大など発見（2012/5/3）

技術的に難しいマントル鉱物を伝わる地震波速度測定に成功したもので、これまでのマントルの化学組成は均一であるとする定説を覆した。

愛媛大学など、マントル遷移層の成分をかんらん岩と特定（2008/2/14）

一方でSPring―8のX線で試料の長さを精密に測り、超音波が試料を伝わる速度を割り出す。この速度と既存の地球内の地震波速度観測データを比べれば遷移層の成分がわかる。