[ エレクトロニクス ]

【電子版】東芝の4―12月期決算発表、再延期のおそれ-日米の監査法人で意見に相違

(2017/3/10 10:00)

東芝の2016年4―12月期連結決算発表が、一度延期した後の期限の14日に実施できない可能性が出てきた。日米の監査法人の意見の相違などにより作業が遅れているという。上場廃止リスクは一層、高まっている。

東芝幹部によると、米原子力発電子会社ウエスチングハウス(WH)で浮上した「不適切なプレッシャー」を巡る内部統制不備の問題の調査が遅れている。このため決算の監査を完了できず、「発表できない恐れがある」(東芝幹部)。

現在、東芝を含む日本側の会計士や弁護士の意見は一致している。ただ、WH幹部の言動が不適切なのかどうかの認定作業などを巡り、WH側の弁護士や監査法人との間で折り合いがついていない。

東芝は2月14日、16年4―12月期連結決算を発表する予定だったが、WH幹部が原発プロジェクトで発生した損失を少なく見積もるよう、不適切なプレッシャーを与えていた疑念が持ち上がった。この件が決算に影響を与えた可能性があり、調査が必要として発表を3月14日までに延期した。

東京証券取引所の基準では、四半期報告書の提出延長を承認されたケースについて、その期限経過後の8日目までに提出できない場合は上場廃止となる。

(2017/3/10 10:00)

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン