神奈川トヨタ、箱根登山ハイヤーが車体制振ダンパー採用−車酔い対策で

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  車体制振ダンパーを採用した「エスクァイア」

神奈川トヨタ自動車（横浜市神奈川区、市川英治社長、０４５・４５９・２０００）が販売する車体制振ダンパー「ＣＯＸボディダンパー」を箱根登山ハイヤー（神奈川県小田原市）が採用した。観光地である小田原市や箱根町は山道が多く、タクシー利用客の車酔い対策について相談を受けていた。

箱根登山ハイヤーが保有するトヨタ自動車の上級ミニバン「エスクァイア」のタクシー３台にダンパーを装着した。２０１８年３月末までの期間限定で箱根の穴場スポットを案内する貸し切りの「プレミアムタクシー」などに使われる。

ＣＯＸボディダンパーはヤマハ発動機が開発し、神奈川トヨタなどがトヨタ車向けに商品化した。走行中の車体に生じる変形や歪みを吸収し、操縦性や乗り心地が向上する。車酔い防止効果もあり、６月末までに同社を含むＫＴグループ（横浜市神奈川区）傘下の４社で累計１万３５００セットを販売した。（横浜）