【電子版】ケネディ暗殺資料、未公開分も来年公開へ トランプ米大統領

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  トランプ大統領は「あらゆる陰謀説を解消するため」と主張した（EPA＝時事）

存命者のプライバシー情報は除外

　【ワシントン時事】トランプ米大統領は27日、ツイッター上に声明を出し、国立公文書館が保管するケネディ大統領暗殺事件（1963年11月）関連の資料について「存命している人物の住所や氏名を除き、すべて公開することになる」と発表した。26日に公開が見送られた機密指定資料も、来年4月下旬の期限には、ほぼ全面公開に近い形で明らかにする考えを示したものだ。

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  1963年11月22日、暗殺される直前のジョン・F・ケネディ元米大統領（左端）（南部テキサス州ダラス、AFP＝時事）

　トランプ氏は声明で「ケリー首席補佐官や中央情報局（CIA）などの機関と厳格に協議」して公開を決めたと説明。対象を広くするのは「全面的な透明性（を確保する）という理由に加え、あらゆる陰謀説を解消するためだ」と主張した。

　機密指定された同事件関連資料は、法律で今月26日までに原則公開されることになっていたが、トランプ氏は一部資料に関し、公開は「国防や情報収集、法執行、外交活動に有害」と判断して対象から除外。内容を審査した上で、来年4月26日までに改めて公開の可否を決めると表明していた。