セキュリティー対策、製造業“道半ば” ７割不十分 経産省調べ

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経済産業省が製造業のセキュリティー対策について調査した結果、集計対象企業の７割近くが十分な対策を取れていないことが分かった。ＩｏＴ（モノのインターネット）の普及によりサイバー攻撃の脅威が増す一方、対策は後手に回り気味だ。特に基盤的なモノづくりの担い手である中小企業は、総じて危機意識が薄い。製造業では大手、中小を問わず設計データなど重要な機密情報を扱うことが多く、意図しない流出への懸念が広がる。

機密管理など製造業のセキュリティー対策に関するアンケートを実施した。回答した約４３００社のうち、「対策をとっているが不十分」と答えた企業が４２・０％を占めた。「必要性は感じるが対策には至っていない」がこれに次いで多く、２６・８％。一方で「適切に対策をとっている」は２５・９％に留まり、製造業のセキュリティー対策は“道半ば”にあることが鮮明になった。

製造業ではＩｏＴの...