[ 政治・経済 ]
(2018/9/6 13:00)
原子力規制庁によると、北海道胆振地方の地震で6日、北海道電力泊原発(泊村、停止中)の外部電源が喪失した。非常用ディーゼル発電機6台が起動し、使用済み燃料プールの冷却が続けられたが、同日午後0時13分、3号機の外部電源が復旧した。施設に地震による異常はなく、道内全域の停電の影響とみられる。
6日午前、記者会見した規制庁の大熊一寛総務課長は「安全性に問題がある状態にないと認識しているが、引き続き状況を注視している」と述べた。
規制庁によると、6日午前3時25分ごろ、3系統6回線ある外部からの電源供給が途絶。1~3号機の原子炉内には核燃料はなく、計1527体の核燃料はすべて使用済み燃料プールに貯蔵されており、非常用ディーゼル発電機からの電源供給でプールの冷却を続けた。
午前8時52分、6回線のうち1回線で電源が復旧。午後0時13分に3号機と接続された。北海道電は1、2号機についても復旧作業を急いでいる。(時事)
(2018/9/6 13:00)