わが社におまかせ!オーダーメードで飛躍する企業2【PR】

(2020/8/31 00:00)

 「オーダーメード」を強みにする企業がある。顧客に寄り添い、ニーズに応えて長年、培ってきたモノづくりのノウハウは大きな優位性を持つ。新型コロナウイルスの感染拡大は世界規模で“ヒト”、“モノ”の往来を阻害し、今も経済にダメージを与え続ける。そして広がるウィズコロナ時代のニューノーマル(新常態)。変革への対応も求められる中、“オーダーメード”企業は自社の強みを前面に打ち出し、攻勢に出る。

加工・組立を想定した設計で〝調整レス〟金型を実現

多業種の顧客に寄り添いノウハウを蓄積

 IPM(新潟市東区、石津剛社長、025・270・4571)はプラスチック製品用精密金型の設計、製作を手がける。製造する金型は車載部品から医療関連、事務機器まで幅広い。顧客それぞれと真剣に向き合い、要求に応えるオーダーメードの金型を製作する中で、強みを磨いてきた。顧客が金型に求めるのは短納期はもとより、完成度の高さ。新たに発注した金型で導入当初から良製品を成形できなければ、それだけロスが生じることになるからだ。

 IPMでは顧客要求に応えるため、金型設計時に加工や組み立て、磨きのしやすさをあらかじめ考える。3次元設計でCAD/CAMと連携し自社で行う磨き作業を短縮できる加工方法の選択や、加工精度を高めるのと同時に現場のフィードバックを反映する事を行ってきた。その積み重ねが、型組み時の調整を最小限にできる〝調整レス〟金型を実現できた。

 社内に射出成形設備を備えていることも強みとなる。金型の試し打ちをスピーディーにでき、短納期に大きく寄与している。

 今井文夫取締役は強みを確立できた理由を「来る者は拒まずの精神で、さまざまな業種のお客さまと寄り添った結果」と話す。多業種との取引はノウハウ蓄積だけでなく安定経営への力となり、その姿勢は今後も変わらない。

顧客の悩み解決へ モノづくりの経験生かす

オーダーメードで世にない製品を創造

 クイック・プロ(兵庫県伊丹市、野坂三樹会長、072・744・1153)は、イベント関連用品の設計、製造、輸入直販が主力。約40年にわたりモノづくりに携わった野坂会長が、これまで蓄積したノウハウを基に新分野進出を目指して2017年に起業。同社では、オーダーメードに対応し、世にない製品づくりで顧客満足度の向上を図る。

 新型コロナウイルス感染症拡大で手洗いや消毒の励行が必須となる中、工事現場やイベント会場などで使われる手洗いシンクは嵩張る立方体で、運搬コストが嵩み給水にも手間がかかることが指摘されていた。そこで、開発に着手し生まれたのが「可搬式手洗いシンク」だ。

 立ち姿のままで脚とカランを畳み込める画期的な構造で仕舞い体積を市場従来製品の約1/4以下、更に折イスや会議机並みの軽さとして輸送や保管費軽減のほか、給水のための配管工事が不要になるなど、さまざまな工夫が凝らされている。そこには、「小規模ながら〝モノづくり〟を売りにするベンチャー企業」(野坂会長)の精神が息づく。「ぜひイベントや工事のお供にしてほしい」(同)との願いから、「道連れ」と命名。

 こうした製品開発に野坂会長は「長年モノづくりの経験を人生のレガシーとして世に残したい」、また「顧客の悩み解決が世間への恩返しに繋がる」(同)との思いがこもっている。

多品種小ロット、各種ローターのバランス工程自動化ニーズに応える

トルクコンバータ タービンダンパー用バランシングマシン

 長浜製作所(大阪府高槻市、三村昌弘社長、072・696・3301)は、自動車のクランクシャフトなど回転体のバランスを測定し、修正する「バランシングマシン」の専業メーカー。1948年の創業から、長年にわたって発展させてきた先進的な技術で顧客の課題解決ニーズに応える。

 バランシングマシンは回転のバランスが崩れた時に発生する機械的な振動の強弱から回転体の”ずれ”を計測し、修正する。同社製品は高度な自動化が要求される自動車産業で高い評価を得てきたほか、自動車分野以外の超高速回転・高精度分野でも顧客を掴んでいる。

 近年は多品種小ロット生産の自動化ニーズに対応するため各種センサーをはじめ、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)などの技術導入も積極的に推進。

 回転、バランス、振動のコンサルティング機能を強化するため、開発段階から顧客をサポートする「カスタマー開発支援室」も新たに設けた。

 電気自動車を筆頭に「さまざまな部品がモーター駆動になり、高速で回転する。振動抑制のため、バランスはより重要になる」と三村社長。顧客に寄り添い、次代のモノづくりに挑戦する。

真のオーダーメードを貫く

主力製品のホットプレスでも顧客の要望に沿って様々な炉体の構造を提案する

 富士電波工業(大阪市淀川区、横畠俊夫社長、06・6394・1151)は、工業用電気炉を手がける。ファインセラミックスや磁性材料など、半導体分野の先端材料を扱う素材、部品メーカーをメーン顧客に、製品の開発、改良において「常に顧客と“二人三脚”で取り組んでいる」(横畠社長)。

 同社は炉内の熱分布を均一にする熱制御技術や圧力制御技術を保有。誘導加熱、抵抗加熱ともに高度なノウハウを蓄積している。高温で加熱しながら荷重をかけて材料を緻密化するホットプレスでも高いシェアを持つ。

 加熱炉に対するニーズは大きさ、加熱温度など多種多様だ。求められる仕様の実現が、顧客の目的達成に関わる。「要求を突き詰める中で、技術者のレベルも上がってきた」と横畠社長は胸を張る。

 若手技術者は過去のデータを元に新規に取りかかることが多く、2018年には社内の技術情報システムを刷新。知的資産の有効活用にも乗り出した。

 “新しい働き方”の実現にも力を入れており、21年には滋賀工場(滋賀県湖南市)に食堂を備えた事務所棟を新設予定。フリーアドレスの採用など生産性の向上も図り、加速する顧客の動きに歩調を合わせる。

株式会社IPM = http://www.ipmold.co.jp/

クイック・プロ株式会社 = http://quickpro.html.xdomain.jp/

株式会社長浜製作所 = http://nagahama.co.jp/

富士電波工業株式会社 = http://www.fujidempa.co.jp/

オーダーメード特集 (1) → https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00562494

(2020/8/31 00:00)

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