学生投資サークルの優勝メンバーが見たフェローテックの強みとは?【PR】

(2021/5/10 05:00)

  • コンテストに優勝したKISHUのメンバー(左から、清水稜真氏、新井湧人氏、平山智也氏、森永泰成氏、近藤裕大氏)

 投資リテラシー向上を目指す全国の学生投資サークルで構成する「学生投資連合会USIC」の主催する「第5回IRプレゼンコンテスト」が2021年2月15日に開催され、フェローテックホールディングス(HD)の財務・ビジネスモデルを分析・発表した国学院大学投資研究会KISHUが優勝した。

 プレゼンは同社のコア製品・事業紹介から始まり、半導体市況や新型コロナウイルスが与えた影響を考察。さらに米中貿易摩擦によるリスクとポテンシャルの考察や、財務面の課題と健全化への歩みを説明し、最後にサステナブル(持続可能性)経営への取り組みを紹介するなど堂々たる内容で、見事コンテスト優勝を果たした。

 半導体等装置関連を主力事業として手がけるハイテク企業であるフェローテックHDを研究・紹介することで学生たちは何を学び取ったのか、コンテスト優勝までの道のりや企業側から見る学生像、学生側からみる企業像について、同社の山村丈副社長と国学院大学出身で営業本部営業業務グループの山本明香氏、KISHUのメンバー(新井湧人氏、近藤裕大氏、清水稜真氏、平山智也氏、森永泰成氏)が語り合った。

学生に伝わった温かい企業風土と広く世に広める姿勢

  • エピソードを語るKISHU

―KISHUは学生投資連合USICに参加しています。活動内容は。

新井

USIC主導のセミナー受講や、KISHU独自で週に1回程度メンバー同士で投資成績の報告会や、銘柄の情報共有を実施している。

―フェローテックHDとの連携、サポートはどのようなものでしたか。

新井

多くの打ち合わせをしてもらえた。チャット形式のコミュニケーションツールを用いたリアルタイムのやりとりを導入し、スムーズな情報交換ができた。IR関連に留まらず多様な情報提供があった。時には厳しい言葉もあったがその経験が貴重な糧となり、コンテストに優勝できた。

―コンテストを通じてフェローテックHDと関わりを持ちました。当初のフェローテックHDのイメージや、現在の印象は。

清水

当初は社名すら知らなかった。しかし研究を進めるにつれて、技術面・歴史面と多様な側面を理解できた。創業時からのコアテクノロジーを中心に技術開発を続け、関連事業へ派生・拡大している。これからの技術トレンドをつかんでいると感じた。

森永

半導体がどのように私たちの生活を支えているかを知ることが楽しく、それをIRの観点から紹介することはやりがいがあった。メリハリのある指導に感謝している。

近藤

私たち学生の自主性を重んじてくれる企業だと強く印象に残った。考える時間を与えてくれ、私たちがフェローテックHDを理解できるよう丁寧な説明をしてくれた。その成果で自分たちの言葉でプレゼンができた。

  • コンテストを振り返り盛り上がるKISHUとフェローテックHD

新井

ほぼ知識がない状態から始めたが、沿革を勉強し、ハイテク企業であると同時に歴史の重みのある企業だとわかった。ホームページ上でIR・製品・業界についてわかりやすく解説し、業界関係者だけがわかればいいというのではなく、広く世に広める姿勢を持っている。

平山

緊張している私たちにフランクに接してくれて、温かい企業風土だと感じた。シリコンウエーハやサーモモジュールといった主力製品について丁寧な説明で理解を深めることができた。

―コンテストで苦労した点は。

近藤

プレゼンの流れを作ることに時間をかけた。ストーリー性を持つプレゼンを目指し、流れを構築して肉付けと改善を繰り返した。限られた時間とスライド数の中で起承転結をつけてフェローテックHDを知ってもらえるよう工夫をした。

―学生の視点から、就職において選ばれる企業とはどのような企業ですか。

平山

フェローテックHDと関わったことで、製品を作る企業に興味を持った。販売のグローバル戦略、生産拠点をどこに設置するかなど、広い視野が必要な仕事なのでやりがいを感じる。

近藤

一般的には知名度の有無がやはり大きい。KISHUで投資家目線での企業選び活動をしたことがあったため、私は企業の成長性や財務を考慮して就職活動に臨んだ。

清水

昨今であればテレワーク制度のように、時代の変化に合わせることを恐れない企業で働きたい。コンテストではオンライン会議ツールなど新しいツールの使用でコミュニケーションの円滑さを感じた。

「プレゼンを企業認知のきっかけに」

  • 学生の意見に耳を傾ける山村副社長(右)と山本氏(左)

―KISHUがコンテストで優勝しました。

山村副社長

感激している。プレゼンの仕上がりが素晴らしく、結果につなげてくれた。KISHUのプレゼンで当社を知ってくれる人もいるだろう。うれしいの一言だ。

―経営理念やサステナブル経営についての考えを聞かせください。

山村副社長

当社は「顧客に満足を 地球にやさしさを 社会に夢と活力を」を企業理念に、お客さまからの信頼を得て満足頂き、地球環境の問題解決に貢献、製造業を通して社会貢献し続けることを大切にしている。今回もこれから社会をけん引し成長し続ける若者の力になりたいと考え、IRコンテストに企業の立場として参画した。サステナブル経営についてはKISHUがプレゼンしてくれた通り、製品供給を通じた環境対策や自動車の技術革新への対応、コンプライアンスの順守など環境・社会・ガバナンスの各面で活動している。今後はフェローテックグループ全体の課題として、サステナブルへの取り組みを強化していく必要がある。

―ハイテク半導体系メーカーである貴社ではどのような人材を求めていますか。

山村副社長

当社には多様な職種があるが、共通して「立志」「懸命」「誠実」の心で挑戦をする人材を求めている。志を持って積極的に、一生懸命仕事にあたり、人・物に誠実に接する。そして失敗を恐れず新しいことに挑戦できる人材だ。当社は事業の動きが速く、チャレンジする場面がとても多い会社だ。これからの事業拡大の中で自由闊達(かったつ)な雰囲気で忌憚(きたん)なく意見を発してもらいたい。また、当社はグローバル展開をしているので海外を舞台に幅広く活躍したいという志のある人を求めている。事業拡大を続けながら従業員に利益を還元し、従業員の成長を促していく方針だ。

  • コンテスト優勝の記念品を渡すフェローテックHD山村副社長(左)と受け取るKISHU平山智也氏(右)

―山本さんが従業員の立場から見て、フェローテックHDはどんな会社ですか。

山本

複数事業を手がけているので、一つの事業がうまくいかなくても他で補っているため業績変動が少なく、安心して働ける。グローバルな面が強いので、国際的な活躍を目指せるやりがいのある会社だ。

―学生たちに送るメッセージは。

山本

一つでもやりたいと思える事を見つけ、それに向かって一生懸命取り組めば絶対に良いことがある。是非やりがいがあることを見つけて欲しい。

―最後に学生たちへのメッセージをお願いします。

山村副社長

皆の話を聞いて優勝してくれた喜びを一段と強くした。優勝するということは人生で希な経験だ。優勝の重みがあれば年月がたっても思い出は色あせないし、関係者の心からも消えない。メンバーたちの生涯に渡る強いつながりになるだろう。この経験は宝だ。これからそれぞれの人生にこの経験はいきる。こうして縁を持つことができた、今後の当社についても見続けて欲しい。あらためて皆さんおめでとう。

KISHUが作成したフェローテックを分析したプレゼン資料はこちらから(PDFファイルのダウンロードが始まります。)

(株)フェローテックホールディングスのWEBサイトはこちら

https://www.ferrotec.co.jp/

(2021/5/10 05:00)

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