次世代の推し企業2022 -ニーズをつかむ-【PR】

(2022/9/8 00:00)

 関西、中・四国地域には経験と実績に裏打ちされた高い技術力を誇る企業が数多くある。顧客や社会の要請、さまざまなニーズを的確につかみ新たな製品・サービスを生み出している。繰り返す新型コロナ感染症の拡大。原材料やエネルギー価格の高騰も相まって、企業を取り巻く環境はさらに厳しさを増す。こうした中、攻めの姿勢で進み続ける企業の存在感が高まる。

ecoペレGP2に圧縮力がアップする新機能を搭載

ecoペレGP2 カウンターウエイトバランス

 マルヤス(愛媛県新居浜市、野村俊夫社長)は、樹脂フィルムのロス材料を再資源化する「ecoペレGP2」に新機能を搭載した。捻り圧縮ユニットに新たに開発したカウンターウエイトバランスを取り付ける事で、ラインスピードが上がり遠心力が作用するほど、圧縮力がアップする夢の新機能を開発。さらに多くのフィルム原料から非加熱で完成度の高いペレットを形成することができる。カウンターウエイトバランスの新機能は特許申請中。

 近年の樹脂フィルム製造ラインでは、高速化や断面積の増加、フィルムの表面処理などの諸条件が多く見られ、既存のGP2では圧縮不足となる事案も発生した。またフィルム原料は、LD、LL、ウレタン原料、PET、ナイロン、不織布、PPS、生分解性樹脂、PVAなど多種多様となっている。同社では、すべての原料を高速にリペレットすることをめざして、常に研究開発を続けている。再生可能なフィルムの範囲を拡大してロス材料を無くすことで、原料費削減と脱炭素社会の実現に貢献する。

 GP2の新機能搭載モデルに、加熱ローラー機能を備えたGP3も開発中で、秋口には発売開始を予定する。このGP3が完成すれば、今までの非加熱ペレット再生方式ではできなかった原料も、リペレットする事が可能となる。

カーボンニュートラルに貢献「環境調和型低圧アモルファス変圧器」

ETV実証H種乾式アモルファス変圧器

 アモルファスコア販売(兵庫県尼崎市、治部竜寿社長)の「環境調和型低圧アモルファス変圧器」が注目されている。コアとなる鉄心にアモルファス合金を採用、ケイ素鋼板製に比べ待機ロスが大幅に低減、電力コスト抑制など省エネルギー効果のほか、二酸化炭素(CO2)排出を削減。環境省の「令和2年度環境技術実証事業(ETV)」の気象変動対策技術領域で採択、実証され、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)への貢献が期待される。

 同社は脱炭素化促進に向け新たなビジネスモデル構築を進める。同変圧器の製造ノウハウを開示し、プライベートブランド(PB)やOEM(相手先ブランド生産)、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)などを活用、同業他社や商社、電気機器メーカーとの協業に加え、製造に関するコンサルティングも併せて行う。

 こうした取り組みは、関連会社で製造を担う治部電機が開発に着手し10年が経過、この間に技術やノウハウ、を蓄積する先発メーカーの役割と捉える。アモルファスコア販売が協業に「全方位外交」を打ち出していることも背景にあり、変圧器、負荷側、発電側の〝三方エコ〟を実現し、カーボンニュートラル達成を目指す。

RoHs対応品の充実で、信頼性を向上

アソーの事業紹介動画

 アソー(大阪市生野区、浅生隆一社長)は小型バルブに特化した製品の設計、製造、販売で、顧客との信頼関係を重視した事業を続けてきた。品質管理を徹底し、RoHs指令(欧州特定有害物質規制)対応製品も豊富にラインアップするなど、さまざまなニーズに応じたきめ細かいサービスを提供する。

 環境対応が重視されるようになり、多くの企業が環境配慮製品を優先購入している。アソーは業界で先行して約10年前からRoHs指令対応品を開発、素材メーカーと連携して性能を維持しながら対応品を増やしてきた。従来と異なる材料を使用すると製品コストは従来品に比べ2―3割高くなる。また形状は同じでも材料が異なる製品が併存するため、在庫管理の手間がかかるという問題もあったが、「断行した結果、信頼性向上につながった」(浅生社長)という。

 証明書類提出を求められることも多く、使用素材から製造時の使用物質、梱包に至るまでトレーサビリティー(履歴管理)を徹底している。品質管理課を設置し、非接触で製品寸法を測定できる三次元測定機を導入した。寸法だけでなく形状確認に欠かせないゲージも豊富に備え、要望に沿った製品を間違いなく提供できる万全の体制を敷く。

優れた製品と対応力で顧客から信頼

社歌で社員も一丸

 近畿刃物工業(大阪府守口市、阿形清信社長)は創業以来64年間、段ボール加工用刃物に特化した生産を続けている。材料の切断から熱処理、刃付けまでの全工程を社内で完結させている。段ボール加工用刃物という特殊な領域の消耗品を製造していることが強みで、全てがユーザーの仕様に応じたオーダーメード。一個からでも対応する。刃物製造に最適な生産ラインを構築しており、過去の仕入れや受注、生産などのデータ分析することで効率的で無駄のない生産を可能にしている。研究開発も積極的に行っており、これまで位置合わせが簡単で調整交換できる刃物や取り換え時期が目視で確認できる刃物など、30件の特許を取得している。蓄積したノウハウによる〝優れた製品力と早い対応力〟で顧客との強い信頼関係を築いている。

 同社はこれまで自社の技術の深掘りに注力してきた。阿形社長は「他用途への技術の転用は簡単ではない。材料や加工方法などを深く学ぶ必要がある。それは自社の技術を深掘りしていく過程で自然と身につくもの。さらに技術力に磨きをかけ、それを生かした部品加工など戦略を持った提案ができる、シーズ志向な会社でありたい」と語る。今後も必要に応じた設備投資と社員の教育を継続し、会社の器を広げ、より強い集団となることを目指す。

株式会社マルヤス = https://e-maruyasu.jp

アモルファスコア販売株式会社 = https://amcore.co.jp/

アソー株式会社 = http://www.asoh.co.jp/

近畿刃物工業株式会社 = http://www.kinkihamono.co.jp/

(2022/9/8 00:00)

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