次世代の推し企業2023 ―明日に挑む―【PR】

(2023/9/7 00:00)

 関西には経験と実績に裏打ちされた高い技術力を誇る企業、高度なサービスを提供する企業が数多くある。顧客や社会の要請、さまざまなニーズを的確につかんで新たな製品・サービスを生み出す企業群は、どのような経済環境にあっても着実に成長の歩みを進める。世界情勢が混迷し先の読めない時代に、攻めの姿勢を貫く企業の存在感が高まっている。

ニーズを先読み/環境配慮品、高耐食性品を充実

ニーズに応えるラインアップを展開

 アソー(大阪市生野区、浅生隆一社長)は、小型バルブや継ぎ手の設計、製造、販売を手がける。産業機械や建設機械、医療機器などバルブが使われる分野は幅広い。量産品でもはじめは多くが一品一様。綿密な打ち合わせと、緻密なサンプル製作、入念な試験で顧客からの高度な要求に応えている。

 現在、環境対応が重視されるようになり、多くの企業が環境配慮製品を優先購入している。同社は約10年前から欧州の特定有害物質規制(RoHS)対応品を開発、素材メーカーと連携して対応品を増やしてきた。主力製品である小型バルブ「エースボール」や小型ニードルバルブ「チッコロ」の材料もRoHs指令対応材への統一を進めており、完了に近づいている。今後はそれ以外の製品にも拡大していく予定だ。

 多様化するニーズに対応するため、食品、水産関連企業向けに、食品衛生法に基づく検査をクリアしたステンレス製製品のラインアップを増やしている。また、今年に入り耐食性に優れたステンレス材「SUS304」製のホース継手「エースニップル・メガニップル」に、「SUS316」製を追加した。今後、化学、半導体業界へ売り込みをかける。組み立て工程の機械化にも取り組む。8月末に「エースボール」の組み立てラインに省力化機械を導入する。接着や締め付けなどの作業を自動で行うことができ、組み立てラインの人員削減につながる。

 同社は今後もニーズを先読みした製品開発と効率の良い生産で産業界に役立つ製品を提供していく。

販売、供給、レンタル拡充に着手/情報発信強め認知度向上目指す

アモルファス変圧器の組立工程

 カーボンニュートラルへの取り組みが進む中、アモルファスコア販売(兵庫県尼崎市、治部健社長)の「環境調和型低圧アモルファス変圧器」が注目される。同変圧器はアモルファス合金をコア(鉄心)に使用、従来のケイ素鋼板製と比べ待機ロスの大幅低減や電力コスト抑制などの省エネルギー効果に加え、二酸化炭素(CO2)排出削減を実現するからだ。

 これらの特徴から100キロボルトアンペアタイプは環境省の「令和2年度環境技術実証事業(ETV)」の気象変動対策技術領域で採択・実証されたが、ETVの対象範囲拡大に対応、新たに200キロボルトアンペアタイプとスコット結線アモルファス変圧器が採択・実証されたことを受け販売攻勢をかける。

 また第3次トップランナー規制が2026年に予定されることから、コアへの問い合わせも相次ぐ。コアにアモルファスの採用で規制に準拠できるかの検討が進むことを裏付ける。これをビジネスチャンスと捉える同社はコアの供給体制拡充に着手する。設備のほか、技術やノウハウの整備を図り、万全の体制づくりを進める。

 レンタル事業の強化も本格化させる。これまでのケイ素鋼板製中心から、主力のアモルファス変圧器を前面に打ち出す。短期間使用や製品開発までのつなぎだけではなく、機能や効果を通じた導入を視野に入れる販売促進活動の一環とも位置づける考えだ。

 これらの取り組みを浸透させるため、今後の展示会で情報発信を強め、さらなる認知度向上を目指していく。

年間契約型コンサルで経営ビジョンと課題を可視化

  • 北浜グローバル経営 前井 宏之社長

 中小企業支援を行う総合コンサル会社の北浜グローバル経営(大阪市北区、前井宏之社長)は、2017年より経営相談から各種申請支援までをトータルサポートする年間契約型コンサル「ベストパートナー(BP)」を提供している。当初契約企業数は約40社だったところ2022年度には約1100社にまで伸張し、23年度では2000社を見込む。

 BPは①ベーシック②プレミアム③アフターフォローの3プランを用意。③は、補助金申請支援を受け採択された企業向けのプラン。いずれも経営課題の抽出を最優先しており、②③では年最大4回の経営者面談が可能だ。そこで抽出された課題は、同社の人材雇用・育成支援やWEB、IT導入などの専門コンサルにより、さらに踏み込んだ支援を受けることもできる。

 そんなBPや専門コンサルを活用しているのが、大阪府豊中市に拠点を構え産業機器部品製造販売を行うウノ・ファクトリー(鶉野 幸一社長)だ。ロボットに頼らないヒトの力によるモノづくりを志向する同社は2年前、事業再構築補助金をきっかけにBPを契約。鶉野竜一専務は「BPの経営者面談を通して、5年後・10年後のビジョンを可視化できた。現在、若者が製造業で活躍できるオンリーワン企業を目指し、北浜さんの専門コンサルである人材育成支援を活用し若手社員の育成に注力している」と企業成長への取り組みについて語った。

成長を続けるために失敗を恐れず挑戦

近畿刃物のテーマ交響曲

 近畿刃物工業(大阪府守口市、阿形清信社長)は、段ボール加工用刃物の専業メーカー。材料の切断から熱処理、刃付け、検査までの全工程を社内で完結させている。ユーザーの仕様に応じたオーダーメードで、年間に取り扱う種類は1万5000点以上。研究開発も積極的に行っており、これまで位置合わせが簡単で調整交換できる刃物や取替時期が目視で確認できる刃物など、30件の特許を取得している。

 「安定した経営には、受注と生産のバランスの維持が必要。無理をすると歪が生まれる。無理せず売り上げを伸ばすためには、社員との信頼関係を高めながら、設備投資や人材の雇用などで会社の器を大きくするしかない」と阿形清信社長は語る。同社は、コロナ禍で売り上げが減少した時期もあったが、〝ヒト、モノ、カネ、情報〟の4大経営資源を最大限に活用し、社員のモチベーションを高め、売り上げを伸ばしてきた。

 「外部環境は常に変化している。動きを止めれば会社は衰退する。常に、トライ・アンド・エラー・アンド・トライで、失敗を恐れず挑戦する」(阿形社長)と言うように、生産方式や社員配置の見直し、設備投資など会社を成長させる取り組みには手を抜かない。今年の6月にはワイヤーカット放電加工機を導入、8月には同機のオペレーターを雇用する。そのほか、マシニングセンター(MC)やレーザーマーカーの入れ替えも検討している。

今後も同社は成長を続けるために挑戦を繰り返し、会社の器を広げていく。

アソー株式会社 = http://www.asoh.co.jp/

アモルファスコア販売株式会社 = https://amcore.co.jp/

北浜グローバル経営株式会社 = https://kitahamagm.co.jp

近畿刃物工業株式会社 = http://www.kinkihamono.co.jp/

(2023/9/7 00:00)

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