【電子版】神鋼、介護事業の子会社を住友林業に売却

　神戸製鋼所は７日、介護関連事業の子会社、神鋼ケアライフ（神戸市中央区）の株式６６・７％を住友林業に譲渡すると発表した。２８日をめどに売却する予定。神戸製鋼所の出資比率は、現在の８５％から２０％未満に下がり、持ち分法の適用対象から外れる。事業の選択と集中を図る一環として、介護分野に力を入れている住友林業に、事業の主導権を委ねる。株式の売却額は明らかにしていない。

　神鋼ケアライフは神戸市を中心に、介護付き有料老人ホームや在宅介護サービスを展開し、２０１６年３月期の売上高は５０億円に上った。神戸製鋼は株式譲渡後も、出資比率が住友林業に次ぐ２位の大株主として残る。