ディーゼルユナイテッド、名村造船所から船舶低速ディーゼルエンジン受注

ディーゼルユナイテッド（ＤＵ、東京都千代田区、横田英洋社長、０３・３２５７・８２２２）は２４日、名村造船所から船舶用低速ディーゼルエンジンを受注したと発表した。コモンレール式電子制御燃料噴射システムを採用した「Ｗ―Ｘ機関」の最新型の一つで、今回が初受注となる。名村造船が共栄タンカー向けに建造している、省エネルギー型ＶＬＣＣ（超大型タンカー）に搭載する。

受注した「Ｗ７Ｘ８２―Ｂ形ディーゼルエンジン」は、構造・制御機構は従来モデルとほぼ変わらないものの、より低回転域までカバーし、燃費性能に優れているのが特徴。燃料噴射を電子制御することで無駄な消費を抑えられ、窒素酸化物（ＮＯＸ）の排出も低減できる。

Ｗ―Ｘシリーズは大型コンテナ船やＶＬＣＣ、大型鉱石運搬船（ＶＬＯＣ）など幅広い船種に採用。Ｗ―Ｘ８２形エンジン（写真）を搭載している船舶は現在、世界で１３０隻以上にのぼる。