[ 機械 ]

MF―Tokyo2017/インタビュー(17)アマダHD社長・磯部任氏

(2017/7/11 05:00)

―主力の板金機械を3開催ぶりに出品します。

「最大小間で臨む。MF―Tokyoは今回5回目となり、板金・プレス機械の専門展として国内外に認知された。板金機械トップとして、この場であらためてブランドを訴求したい。アマダのIoT(モノのインターネット)『Vファクトリー』が、お披露目できる内容になった。顧客の工場内の改善、顧客と当社をつないだサービス、稼働支援をしていく。仮想工場や大型スクリーンで具体的に紹介する」

―新しい発振器を搭載したファイバーレーザー加工機を出品します。

「出品する全6機種中、3機種が新型だ。うちファイバーレーザー加工機は、第3世代の発振器を採用した出力3キロワットの『ENSIS―3015AJ』。シングルモジュールという切断品質、加工速度に優れるレーザーだ。3キロワット機で4キロワット機の加工領域に対応でき、価格面での競争力も高い。『ENSIS』技術はレンズ交換せずに薄板から厚板まで加工できる。リングモードというビーム形状が溶接に有効で、溶接システムとしても提案する」

―ロボット付きの曲げ加工機も注目です。

「ロボットと自動工具交換装置(ATC)の付いた、板金を曲げるベンディングマシン『HG―1003ARs』は、世界中で販売が増えている商品だ。人件費へのメリットだけでなく、安全に均一な加工を実現することが評価されている。今年は販売台数の4台に1台がロボットとATCの付いた自動化システムになりそう。5年前は10%にも満たなかった。2―3年で30%にはなるだろう」

―溶接に使われてきたダイレクトダイオードレーザー(DDL)の板金切断用途をどう考えていますか。

「二酸化炭素(CO2)レーザーの次世代がDDLだと考えていたが、実際はコストや品質に優れるファイバーがCO2の領域を取っている。従って、今すぐ商品化することはない。研究は続ける」(おわり)

【記者の目/業界スマート化、一気に進展も】

アマダHDがスマート板金工場コンセプト「Vファクトリー」を打ち出しておよそ2年が経過した。この間、ユーザー工場内でのデータの見える化といったスマート化に動いてきた。今年になって富士通との協業を開始。来年1月にユーザーとアマダHDがつながる具体サービスを投入する。世界首位級の同社の本格展開で、板金業界のIoT化が一気に進むかも知れない。(六笠友和)

→ MF-Tokyo2017特集

(2017/7/11 05:00)

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