【電子版】黒田電気、投資ファンドのTOB成立 MBK傘下に

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  黒田電気はMBKパートナーズ傘下で事業の再建を図る

旧村上系との対立収束

　電子部品商社の黒田電気は16日、投資ファンドMBKパートナーズ傘下の投資会社が同社に実施していたTOB（株式公開買い付け）が成立したと発表した。大株主として旧村上ファンド系の投資会社レノ（東京）が株主還元の増大を要求するなどしていたが、TOBに応じて株式を売却することで黒田電気側と10月に合意していた。TOB成立で対立は収束する。

　MBK傘下の投資会社は議決権の68.3％を確保し、筆頭株主となった。今後完全子会社化し、黒田電気株は上場廃止となる。（時事）