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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/1/29 12:30)
【フランクフルト=ロイター時事】独航空大手ルフトハンザのホーマイスター取締役は28日、伊アリタリア航空の過半数の株式取得に向けて協議を行ったことを明らかにした。長期的には完全な子会社化に関心があるとしている。
アリタリアは2017年、業績不振により伊政府による特別管理下に置かれた。ホーマイスター取締役は(買収後の)アリタリアについて、自社ブランドを維持し、ルフトハンザ・グループ内で引き続き独立して事業運営することになるだろうと語った。
同取締役はロイター通信に対し、「アリタリアを含め、イタリア市場で競い合っている」と説明。厳格な買収条件を変更するつもりはないと強調した。
ルフトハンザは、アリタリアがまず特別管理の下で大規模なリストラを実施し、伊政府との共同出資でなく完全に経営権を握れる場合にのみ、買収する用意があるとしている。同取締役は、アリタリアの人員を3000人未満まで減らす必要があるとの認識を示した。
伊紙コリエレ・デラ・セラは27日、イタリア国鉄が29日にアリタリア再建の提携先に選ばれると見通しだと報じた。アリタリア買収では、米デルタ航空も有力視されている。
(2019/1/29 12:30)