品ぞろえ10万点、競争力ある価格で即納 部品不足の悩みに応える廣杉計器【PR】

(2023/1/16 00:00)

 豊富な品ぞろえと確かな品質、短納期、低価格をセールスポイントに、スペーサーで国内有数のシェアを保有する廣杉計器(川崎市宮前区)。ワッシャーやピンヘッダーなどを含む取扱品目が10万点余りの多岐にわたるにもかかわらず、全製品の在庫を自社完備しており、標準品であれば基本的な設計・仕様の製品ならよほどの数量でない限り、注文を受けてから5日以内に出荷できる体制を整えている。部品・資材不足、仕入れ価格の高騰に悩む国内製造業の間で“困った時の廣杉計器”といった評価が高まりつつある。

  • 最大の主力製品であるスペーサー各種

◇◇

 廣杉計器はプリント基板を電子機器などに搭載する際に、高さを調節するため使う基板用スペーサーを主軸とした機構部品の総合メーカーだ。取扱品目10万点強のうち、スペーサーが約3万4000点、ワッシャーが約1万9000点、ネジ類がボルトを含めて約1万点、ブッシュが約4000点に上る。電子部品の領域に含まれるピンヘッダー(プリント基板上に取り付ける端子)も約1万3000点を数える。

 10万点余りの製品と品目が多いのにもかかわらず、全製品の在庫を自社で完備しており、基本的には受注から5日以内、十分な在庫量があれば、15時までの注文に対して当日中に製品を出荷可能である。

 数多くの製品を扱う中で、これだけの短納期と生産量を実現できるのは、独自の販売管理システムと、製品を委託製造するアウトソーシング体制があるからだ。その中でカギを握る資材担当者は、社内独自システムを活用して、常に在庫状況や受注状況、工場の稼働状況などを把握し、適切な在庫量を保てるように目を光らせているという。

  • シリーズごとに在庫を管理、全10万品番以上を全品自社在庫完備

 さらなる受注拡大やリードタイムを抑える取り組みとして、社内在庫量や生産体制の強化を図った。これで小口受注の即日出荷から大口受注への対応までを、よりしやすくなった。安定した製品供給が求められる中で、同社のように豊富な在庫と安定した納期体制、大口受注にも柔軟に対応できるだけの生産能力は魅力である。

 そもそも品目数が多いのは、ユーザーとなる開発・設計者の選択肢を増やすためだ。例えばスペーサーの高さが1ミリメートル違えば、ユーザーの設計は変わるし、使用環境によって適切な材質を選定する必要がある。電子部品の微細化が進む中で、選択肢の多さはユーザーにとって、設計の自由度にかかわる重要なポイントになり、他社にはない優位性になるという。

 また、需要が少ないような特殊な製品も、ユーザーにとってはベストな製品で、大口受注へつながることもあるので、そういった製品もユーザーがすぐにテストをできるように、必要最小限の在庫を蓄えているという。

 このような品ぞろえの豊富さに加えて、納期が短いといった同社の強みが、なかなか付加価値の付けにくい機構部品を多く扱う中での競争優位性を支えている。

 最近はスペーサーを中心に、今まで競合品を使っていた需要家から、仕入れ先を廣杉計器に変更したいと相談を持ちかけられることが増えた。競合品のメーカーと、納期で折り合えなかったケースが多いという。品ぞろえの豊富さに加えて納期が短く、品質や価格面でも満足できるという利点から、廣杉計器の製品に対する評価が高まっている。

 この間の原材料不足・原材料高でも廣杉計器は、材料供給が安定しない期間も多くの在庫をストックしていたことや、協力工場と連携することで難関を乗り越えてきた。競合メーカーが製品を安定供給しにくくなる中で、困った時の廣杉計器として注目度が高まった。

  • 広告宣伝部の金子優樹主任

 同社も「困ったら当社のホームページやカタログを開いていただきたい」(広告宣伝部の金子優樹主任)とした上で「アイテム数や納期、価格面で部品探しの第1候補というイメージが定着すれば、大きな強みになる」(同)と期待。今後、在庫量のさらなる強化を図り、安定供給体制に一段と磨きをかける考えだ。

 一方で同社は、新製品開発にも力を入れている。既存の製品と材質や寸法が異なる製品を展開することで、ユーザーの選択肢を広げる狙いだ。欧州の化学物質規制「RoHS指令」に適合し、耐久性も高いステンレス製の部品など、環境に配慮した製品も充実させる。

 同社は新しい領域への展開にも力点を置いており、最近では従来の機構部品と違って電子部品の領域に含まれるピンヘッダーが、スペーサーやワッシャー、ブッシュ、ネジ類と並ぶ主力製品に育った。今後予想される事業環境や需要構造の変化もにらんで「これからもユーザーにとって、より良い製品を多く開発してリリースしていきたい」(同)と意気込む。

  • 電子部品類(ピンヘッダー)

 中でも電子部品の領域には、大きな期待を寄せている。機構部品ではすでに、一般的な汎用部品として必要とされる形状や寸法、材質の品をおおむねそろえたとして、今後は電子部品の領域拡大に注力する考えだ。さらなる成長を目指した廣杉計器の挑戦は続く。

株式会社廣杉計器

https://hirosugi.co.jp/

〒216-0035 神奈川県川崎市宮前区馬絹6-1-28

(2023/1/16 00:00)

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