2022年「十大新製品賞」贈賞式 JR東海・プロテリアルなど表彰

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  増田賞を受賞した森厚人ＪＲ東海副社長（中央）、西山光秋プロテリアル会長（右）（左は井水治博社長）

日刊工業新聞社は２６日、東京・大手町の経団連会館で本社選定「２０２２年第６５回十大新製品賞」の贈賞式を開いた。来賓を代表し、文部科学省の柿田恭良科学技術・学術政策局長は「世界をとりまく経済社会の状況が大きく変化している。変化に適切に対応しわが国や世界が持続的に発展するには科学技術イノベーションの力が今まで以上に重要になる」とあいさつした。

経済産業省の田中哲也官房審議官は「受賞製品はいずれも実用性が高く、さまざまな分野の課題を解決していくと期待している。増田賞の受賞製品は、新幹線の安定運行への貢献はもちろん、長期に渡り粘り強く研究開発に取り組んだ姿勢に深く敬意を表する」とたたえた。

「増田賞」を受賞したＪＲ東海の森厚人副社長は「新しいモノをつくる技術開発と、人が減る中でも信頼度を上げてメンテナンスする仕組みを合わせて取り組む」と意気込んだ。共同受賞したプロテリアル（旧日立金属）の西山光秋会長は「受賞で勇気づけられたのと同時に社会インフラを支える重要性を再認識し、気の引き締まる思いだ。さらなる挑戦と精進を続ける」と新製品の社会実装に向けた抱負を語った。（総合３に「喜びの声」、素材・医療・ヘルスケアに関連記事）