第66回十大新製品賞・喜びの声

(2024/1/26 05:00)

国際競争力強化に貢献

  • 受賞祝賀パーティーで歓談する来賓と受賞者ら

2023年「十大新製品賞」では、モノづくりの発展や日本の国際競争力の強化に役立つ19製品が受賞した。受賞企業の喜びの声を紹介する。(総合1参照)

増田賞

川崎重工業副社長・山本克也氏

名誉ある賞をいただき大変光栄。受賞した製品は水素燃料のみで発電し、世界で初めて発売した。今後も水素サプライチェーン(供給網)構築に取り組み、脱炭素社会実現に貢献したい。

本賞

アイダエンジニアリング社長・鈴木利彦氏

栄誉ある賞をいただいた高速プレスラインは、ソフト・ハード両面の技術で電気自動車(EV)駆動用モーターコア生産の限界に挑戦したシステム。今後も環境対応を支える技術に取り組んでいく。

アマダ社長・山梨貴昭氏

評価いただき大変光栄に思う。直面している環境問題や人材不足などに対し、あらゆる側面から課題解決を図った。今後もお客さまとともに、未来に向けたモノづくりを創造していく。

オークマ社長・家城淳氏

一般的な工場環境下で経時加工寸法変化5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)、完全電動化、省エネ・脱炭素性能を追求したグリーンスマートマシンの受賞は大きな励みになる。自動化工場の中核マシンとして生産現場の課題解決に貢献していきたい。

コマツ産機社長・北出安志氏

受賞製品は水中で鋼鈑を切断加工するという新しい発想で、環境負荷低減など新たな付加価値を創出したもの。本賞受賞を励みに引き続き研さんを重ね、お客さまの現場の改善に貢献していきたい。

島津製作所分析計測事業部副事業部長・宮川治彦氏

本製品の小型・高性能・使いやすさの追求といった特徴を評価いただき、大変嬉しく思う。今後も日本を含む世界のお客さまに評価いただける製品を作り続けたい。

清水建設副社長・池田謙太郎氏

コンクリート自体を評価していただき、大変うれしく思う。木質バイオ炭を使っており、普及しやすい。高価ではなく性能も変わらない。建設業の二酸化炭素(CO2)削減のエースにしたい。

タダノ社長・氏家俊明氏

名誉ある賞をいただき大変光栄だ。クレーンの走行・作業ともに「CO2排出ゼロ」を実現する、世界初の画期的製品。受賞を励みに、技術革新・製品開発を進め脱炭素社会の実現と地球環境の保全に貢献したい。

ファナック社長・山口賢治氏

名誉ある賞を頂き大変光栄だ。受賞製品はラインアップ全体を一新し、性能アップと省エネを実現した。主な用途である工作機械への搭載を通じ、製造業の自動化分野の発展とカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきたい。

三菱電機名古屋製作所執行役員所長・田中貴久氏

名誉ある賞をいただき光栄に思う。受賞製品は永久磁石を使わず効率クラスIE5を達成、省エネやCO2削減に貢献するモーターだ。今後も社会課題のテーマであるカーボンニュートラルの実現に寄与していきたい。

レーザーテック会長・楠瀬治彦氏

お客さまの高度な検査ニーズに対応し、高輝度の極端紫外線(EUV)プラズマ光源を自社開発した。限られた開発期間で苦労したが評価を得られ、今後も期待に応え続けていきたい。

日本力(にっぽんぶらんど)賞

オムロン執行役員DMSカンパニー営業統轄本部長・神尾幸孝氏

大変光栄に思う。ウェザーニューズと共創の「ソラテナPro」は気象リスクへの早期対策に活用できる。今後も社会課題解決に貢献する製品を創出する。

日立製作所ヘルスケア事業本部CTO・小池麻子氏

伝統ある賞をいただき、光栄だ。本製品は日立がこれまで培った技術を生かして開発した。高精度照射による副作用低減で、患者にやさしいがん治療実現に貢献する。

安川電機上席執行役員インバータ事業部長・山田達哉氏

受賞は100年の技術蓄積とメカトロニクス応用技術の成果だ。地道な製品開発が評価されたことは技術者の励みとなる。今後も市場志向の精神に従い、ニーズに応える。

モノづくり賞

SMC取締役常務執行役員・土居義忠氏

不定形ワークをつかむ要望から新たな視点で開発した。弾性フィンガはワーク形状や硬さを選ばずにつかめるハンド。受賞を励みに今後もお客さまの期待に応えるモノづくりを目指したい。

ナガセインテグレックス常務・新藤良太氏

挑戦への評価に感謝する。大型の金型や部品を超精密・高効率に研削する中―大型機の新シリーズでコンパクトなまま加工範囲を広げた。今後も独自開発手法で新提案に努める。

不二越ロボット事業部長・中村成利氏

名誉ある賞をいただき光栄だ。CMZ05は主力の小型ロボットMZをベースに高速・高性能な協働ロボットとしてユーザーに受け入れられており、今後はシリーズ化でさらに期待に応えていきたい。

冨士ダイス常務・津田雅宣氏

約40年ぶりに受賞し光栄だ。受賞製品はガラスレンズの生産性向上に寄与し、自動運転や検査・創薬などに貢献できる。これを励みに顧客課題を解決する製品開発・販売に努め、世界の産業界に役立ちたい。

中堅・中小企業賞

相沢鉄工所社長・相沢邦充氏

創業100年の節目に歴史と名誉ある賞を受賞し大変光栄に思う。受賞製品は中小企業にとって開発資金リスクもある中で、ユーザー・取引関係者にも支えられ商品化できた。深く感謝している。

(2024/1/26 05:00)

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