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世界初 光の透過性を実現した金属調印刷技術「METAL FACE」高機能プラスチック展にて企業共同開発新製品プロトタイプと新技術を発表

(2019/11/29)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社技光堂

世界初 光の透過性を実現した金属調印刷技術「METAL FACE」高機能プラスチック展にて企業共同開発新製品プロトタイプと新技術を発表

IoT/5G時代のシームレスデザインのインターフェイス化を目指す

 印刷会社・技光堂(本社:東京都板橋区/代表取締役:佐野雅一)とビジネスデザイン会社・株式会社kenma (本社:東京都新宿区/代表:今井裕平)は、国際展示会「高機能素材week2019 第8回高機能プラスチック展」に出展し、光を透過する機能を持ち合わせた世界で唯一無二の金属調印刷技術(特許申請中)を活用した、ITプロダクト向けのインターフェイス事業「METALFACE(メタルフェイス)」ローンチ後初となる企業との共同開発プロダクト並びに新技術を2019年12月4日(水)に発表いたします。 https://www.metalface.tokyo/



 株式会社技光堂と株式会社kenmaは、共同事業として、2019年2月よりプロダクトの表面に立体的な金属調印刷を施すインターフェイス事業「METALFACE(メタルフェイス)」(以下、メタルフェイス)に取り組んでまいりました。この印刷は、「透明な樹脂表面に対して本物の金属の様に見え、光を透過する機能を持ち合わせた形で印刷する」世界で唯一無二の印刷技術です(特許申請中)。この技術により「金属が光を通しているように見えるプロダクト」を製作することが可能で、また樹脂は金属と異なり電波を透過し軽量であることから、次世代のITプロダクトとの親和性が高くローンチ以降注目を集めてきました。

 現在、企業と協働で新製品開発を進めており、このたび12月4日より開催される「高機能プラスチック展」にブース出展し、ローンチ後初となる企業との共同開発の新製品のプロトタイプ2品(DNライティング株式会社、株式会社丸三タカギ)を発表いたします。また、樹脂以外の新素材への印刷ならびに成形技術などのメタルフェイスの新技術※についても発表、展示いたします。
第8回高機能プラスチック展:https://www.plas.jp/ja-jp.html

※メタルフェイス新技術の詳細については12月4日(水)の高機能プラスチック展初日に発表・プレスリリースいたします。


■新製品開発経緯:
メタルフェイスは、2019年5月のローンチ以降、国内外の製造業やIT関連企業、建築設計企業を中心に、数多くのオファーをいただき、協働でプロダクト開発を進めてまいりました。このたび2社の新製品プロトタイプが完成いたしました。

【DNライティング株式会社(店舗、建築化向けLED照明器具メーカー)】:インテリア、建築のシーンでは、空間に溶け込むような継ぎ目のないシームレスなデザインが主流となっており、DNライティングでもそのニーズに合う照明の開発を進めてきましたが、メタルフェイスの光を透過する性質はその開発に適した技術であるため、このたび共同開発がすすめられました。今回コラボレーションした照明器具PFSHは「継ぎ目の無い光」「埋込施工やコーナーの対応性」に応える製品で、メタルフェイスを採用することで「消灯時の無垢の金属、塊感の表現」を実現することができました。

照明器具PFSH (DNライティング)

【株式会社丸三タカギ(表札メーカー)】:丸三タカギではプライバシー意識の高まりを背景に「見せない表札」というシリーズをかねてより展開しておりましたが、メタルフェイスのライトをつけた際にのみ金属調印刷から光とともに文字が浮かびあがる技術は、シリーズのコンセプトにマッチしデザイン性の向上にも寄与するため、共同開発を行うこととなりました。

見せない表札 (丸三タカギ)

■「メタルフェイス」の特長:
(1)まるで金属のように印刷でき、金属にはない”光を通す機能“も

技光堂の開発したメタルフェイス印刷技術は、透明樹脂素材に立体感(エンボス調)のある印刷と金属と見間違える程の高精細な金属調の印刷を行う技術です。金属柄を独自に解析して印刷用の特殊なデータを作成し原版を作成、それを基に独自の特殊なメタリックインクを使用し印刷しています。光の透過技術の開発では、様々な光源をもとに透過率を検証、異なる光源(強弱)に対して、それに合わせた透過率を調整して印刷することが可能となりました。様々なプロダクトの光源に合わせて調整を加え、最適な金属調印刷をご提案できます。

(2)複雑な金属加工も容易に表現可能
従来金属で作成していた、ヘアライン・スピン・バイブレーション・鏡面・エッチング・エンボス等の様々な処理を全て印刷で表現することが可能です。独自の印刷パターンとインクの厚さを調整することにより光と影を生み出し立体感を出しています。

(3)金属よりも安価で軽量、環境にも優しい
金型を作成しないため、初期費用を安価に抑えることが可能となりました。製品の軽量化、薄型化、着色も実現します。印刷面が平滑なので、表面汚濁も防止でき、金属のように腐食の心配もありません。金属エッジングなどで使用する強い薬液や廃液などの有害物質も出ないため環境に配慮した技術となります。

■今後の展望:IoT/5G時代のシームレスデザインのインターフェイス化を目指す
2020年、日本でも次世代第5世代移動通信システム(5G)が本格スタート予定ですが、それに伴い今後ITプロダクトのメイン素材は、電波を通さない金属ではなく、電波を通す樹脂や硝子になるといわれています。一方、それら透明素材はデザイン性をどう高めるかが課題でした。メタルフェイスは、樹脂に本物の金属のように印刷できる上、光の透過機能を兼ね備え、しかも金属と比較して安価であるという優れた特長があり、次世代のデザイン課題を解決する画期的な技術です。また、今後に発展していくと予想される「スマートハウス」、「スマートビルディング」(家やオフィス・商業施設等のIoT化)では、「シームレス」というデザインの考え方に注目が集まっています。シームレスとは「継ぎ目がない」という意味ですが、そこでは天井や壁面、家具などに機器やIoT が搭載され、建物と一体化していくデザインが主流になると言われています。それに伴い光と電波の透過が可能かつデザイン性を兼ね備えたインターフェイスが求められますが、「メタルフェイス」はそのニーズに応える画期的な技術です。

■メタルフェイスを活用したシームレスデザイン例
【スマートオフィス】          


           








【スマートハウス】





【商業施設のスマート化】





●株式会社 技光堂会社概要



1964年(昭和39)に製版会社としてスタートし、今では印刷に色々な付加価値を加えた特殊印刷を強みとしている会社です。業界のデジタル化が進む中、単なる印刷ではない特殊印刷のシルク印刷やオンデマンド印刷を先進の製版および加工技術と綿密に連携させ、今までにない製品を社内で一貫製作しています。
金属調印刷以外にも、点字印刷の点の部分をレンズとして使用し、下の画像を動かしたり浮き出させたり違う画像に変えたりする製品や、光の3原色であるR.G.Bを使った印刷で、通常は透明だがブラックライトを当てると色鮮やかな絵柄が浮きだす印刷などの技術も持っています。

設立:1964年2月13日
代表取締役社長:佐野雅一
所在地:〒173-0004 東京都板橋区板橋2-15-3
本社所在地:〒173-0004 東京都板橋区板橋2-15-3
第2工場:〒173-0024 東京都板橋区大山金井町26-4 第2菊池ビル 1F
西日本営業所:〒571-0048 大阪府門真市新橋町8-6 1F


●株式会社 kenma概要
2013年4月設立。ビジネスからブランド、製品・サービス・空間まで、企業の新たな看板商品となる’フラッグシップ’を開発し推進支援するビジネスデザイン会社。代表の今井 裕平は、ビジネスコンサルティングとデザイナーの両実績を持ち、企業の事業目標に沿った事業計画、マーケティング、ブランディング方法を提案。“日本文具大賞2018・2019 機能部門”優秀賞、グッドデザイン賞、2016年度東京ビジネスアワード優秀賞、2018年度東京ビジネスアワード最優秀賞受賞。中小企業振興公社デザインアドバイザー。日経クロストレンドにて「超実践! ビジネスデザイン奮闘記」を連載。




●東京ビシネスデザインアワード



「東京ビジネスデザインアワード」 は、東京都内のものづくり中小企業と優れた課題解決力・提案力を併せ持つデザイナーとが協働することを目的とした、企業参加型のデザイン・事業提案コンペティションです。企業のもつ「技術」や「素材」をテーマとして発表、そのテーマに対する企画から販売までの事業全体のデザイン提案を募ります。同アワードは、2012年度から始まり、今年の2018年度で6年目の開催です。
主催:東京都、企画・運営:公益財団法人:日本デザイン振興
※メタルフェイスは、2018年度の東京ビジネスデザインアワードで最優秀賞を受賞いたしました。

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※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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