企業リリース Powered by PR TIMES

PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。

HPE、5Gネットワークと通信事業者クラウドのエッジでワンクリックでのアプリケーション展開を実現し、通信事業者に新たな収益源を解放 

(2020/6/19)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:HPE

HPE、5Gネットワークと通信事業者クラウドのエッジでワンクリックでのアプリケーション展開を実現し、通信事業者に新たな収益源を解放 

HPE Edge Orchestratorにより、アプリケーションカタログを通じて低レイテンシのクラウドサービスをエッジで提供、通信事業者による5Gネットワークとエッジインフラの収益化を可能に


※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下:HPE)が、2020年6月16日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文は以下をご参照ください。

https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2020/06/hewlett-packard-enterprise-unleashes-new-revenue-streams-for-telcos-with-one-click-deployment-of-apps-at-the-edge-of-5g-networks-and-telco-clouds.html

HPEは本日、SaaSベースのソリューションであるHPE Edge Orchestratorを発表しました。これにより、通信事業者のネットワークエッジあるいは顧客のオンプレミスにあるITインフラを通じ、画期的なエッジコンピューティングサービスを提供することが可能となります。HPE Edge Orchestratorにより、通信事業者は提供しているサービスにエッジコンピューティングアプリケーションのカタログ(目録)を付加し、これを導入した企業はワンクリックで多数のロケーションにそのアプリケーションを展開できるようになります。HPE Edge Orchestratorを通じ、通信事業者が5Gネットワークと通信事業者クラウドの収益化を可能にすると同時に、顧客に低レイテンシ、セキュリティ向上、エンドユーザー体験の向上をもたらすことが可能になります。


業界のアナリストによれば、今後10年間でエッジコンピューティングはさらに拡大し、AI、機械学習(ML)、拡張現実および仮想現実アプリケーションなど、膨大なデータの処理がエッジで行われるようになると予想されています。通信事業者はすでに数千ヶ所に上るエッジサイトでモバイルと固定回線のネットワークを運用しているため、エッジサービス市場をリードする独自の立場を築いています。実際、IDCが最近実施した調査(*1)では、企業の40%が通信事業者をエッジソリューションの主なプロバイダーとして信頼していることが示されています。しかし通信事業者にはこれまで、パブリッククラウドのプロバイダーに頼ることなく、自らエッジコンピューティングの促進を実現するツールがありませんでした。

HPE Edge Orchestratorは、通信事業者にパワーを返還します。通信事業者は付加価値の高いエッジサービスを独自に提供できるようになり、ネットワークサービスのプロバイダーにとどまることなく、AIベースのビデオ分析、産業オートメーション、VRリテールサービスなど、新たなエッジコンピューティングを提供するプロバイダーへと移行することが可能になりました。こうした付加価値の高い企業向けサービスから得られる収益は、新たな5Gインフラストラクチャ展開に伴う膨大な費用を賄うにあたっても貢献します。

すでに発表したオープンな5GポートフォリオとクラウドネイティブなHPE 5G Core Stackに続き、HPE Edge Orchestratorは、通信事業者によるテレコムネットワークエッジでの新たな収益源の開拓を支援します。HPE Edge Orchestratorにより、仮想マシンやコンテナで提供される顧客アプリケーションを、通信事業者が局舎に所有する地理的に分散配置されたエッジや顧客オンプレミス環境のエッジ上に展開・構成することが可能になります。顧客はセルフサービスのアプリケーションカタログを通じてエッジアプリケーションにアクセスし、ワンクリック操作でアプリケーションをエッジデバイスへ展開、容易に管理・監視することができます。

HPEのCommunications & Media Solutions事業部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるフィル・モットラム(Phil Mottram)は次のように述べています。「今日、通信事業者は大規模な企業向けビジネスを展開していますが、多くの場合はネットワークサービスのプロバイダーに過ぎないと見られており、そこで価格競争を強いられています。HPE Edge Orchestratorを通信事業者が利用することで、バリューチェーンの拡大が可能となり、信頼されるエッジサービスプロバイダーとして、差別化された付加価値の高いエンタープライズサービスやモバイル加入者向けの新しいエッジアプリケーションを提供することが可能になります。さらに、クラウド事業者やOTT(オーバーザトップ)事業者に対する競争力も高まります。」

HPE Edge Orchestratorにより、企業は自社アプリケーションと通信事業者が提供するネットワークサービスを簡単に組み合わせ、エッジ間の包括的なシステムを構築できるようになります。HPE Edge Orchestratorは現在、Multi-access Edge Computing(MEC)をサポートしており、今後その他のNaaS(network-as-a-service)機能もカタログに追加される予定です。このMECプラットフォームによって、4G、5G、Wi-Fi環境においてエッジトラフィックの動的ルーティングを保証するネットワークサービスを提供しながら、アプリケーションをエッジで実行できるようにします。

IDCのEuropean Telco Research部門アソシエイト バイスプレジデントであるマルティナ・カース(Martina Kurth)氏は次のように述べています。「通信事業者は、人々、企業、社会をつなげ、新たな種類のサービスを実現することによってデジタルな変化を促進することのできる独自の位置づけにあります。通信事業者には事業運営の手段を変革し、5Gとエッジコンピューティングによる価値創造に加わることが必要とされています。HPE Edge Orchestratorをはじめとする新たな技術は、通信事業者が新しいデジタルなビジネスモデルを導入し、企業エコシステムの進化において重要な役割を果たすことを支援します。」

エッジサービスがもたらす機会を活用するには、通信事業者は自らのアプリケーションをクラウドからデータが存在するエッジへと移動する必要があります。HPE EdgelineおよびProLiantサーバーと共にHPE Edge Orchestratorを使用することにより、通信事業者はアプリケーションインテリジェンスをエッジに配置し、以下のような大きなビジネスメリットをお客様に提供できるようになります。

低レイテンシ:アプリケーションがリクエストをデータセンターに送ることなくローカルに処理できるため、パフォーマンスが大幅に向上します。これにより、あらゆるビジネスアプリケーションでユーザーの利便性が向上します。拡張現実や産業オートメーションなど、新たな世代の超低レイテンシのユースケースでは、データの移動距離が短いことが絶対に必要不可欠です。
帯域幅の最適化:演算処理を数値の生成される場所の近くで実行させるなど、アプリケーションインテリジェンスをエッジに配置することにより、アプリケーションが必要とするWANの帯域幅を大きく削減することができます。これにより、WANに関わるコストが削減できるとともに、通信事業者のコアネットワークおよびメトロネットワークにおけるトラフィック渋滞も軽減されます。ビデオ分析などのアプリケーションでは効率が大きく向上するため、従来は実現できなかったユースケースへの応用も可能になります。
セキュリティとプライバシーの向上:企業がネットワーク経由でデータを送信する場合には、セキュリティ上の脅威にさらされる可能性があります。最も機密性の高い情報に関しては、すべてをオンサイトに保管したいと考える企業もあります。欧州連合のように厳しいプライバシー保護が規定されている地域では、個人を特定できる情報(PII)をすべてローカルで処理できない限り使用できないアプリケーションも生じます。


通信事業者のエッジコンピューティング展開を通信事業者側とその顧客の両方において成功させる鍵は、エッジで実行されるアプリケーションの展開と管理を多数のサイトにわたって容易に行えることにあります。HPEは、最近発表したOpen Distributed Infrastructure Managementイニシアチブにより、コアからエッジへの物理インフラ展開の管理を簡素化しました。今回発表のHPE Edge Orchestratorにより、新しいターゲットを絞った垂直ソリューションと企業アプリケーションの展開が可能になりました。これらはすべて、数千ヶ所もの分散したサイトにわたってシンプルなセルフサービスツールを通じて管理することができます。

新しいエッジコンピューティングは、通信事業者のリモートオペレータサイト(局舎、無線基地局、その他のPOP(Point of Presence)ロケーション)での展開に最適化されたコンピュートプラットフォーム、あるいは直接、企業の構内で始まります。たとえばEL4000やEL8000などのHPE Edgeline Converged Edge Serverは、エッジで動作するよう特別に設計されています。これらのプラットフォームには、コンテナまたは仮想マシン内でエッジコンピューティングワークロードを管理するために必要なすべてのコンポーネントをホストします。HPE Edge Orchestratorは、一元化され、包括的な、ハードウェア非依存のオーケストレーションプラットフォームを提供し、エッジコンピューティングのすべてのコンポーネントに対するプロビジョニング、設定、一般的な管理機能を提供します。またHPE Edge Orchestratorはマルチテナントにも対応した設計となっています。通信事業者は、お客様がワークロード、サイト、エッジデバイス、サービスを管理できるよう、お客様ごとに独自の「プライベート」なインターフェイスを提供します。同時に、お客様自身のチームが通信事業者エッジコンピューティングのポートフォリオ全体を単一のシステムとして管理することも可能です。HPE Edge Orchestratorは、最近発表されたAruba Edge Services Platform(ESP)との連携も可能で、企業はWi-Fiベースのサービスと通信事業者によるサービスの両方を容易に統合できます。

〈HPE -信頼と実績に支えられた通信事業者のパートナー〉
HPEは通信業界において30年を超える経験を持ち、通信事業者のお客様は160ヶ国に300社に上ります。HPE Mobile Coreソフトウェアは82社の通信事業者における7億人のコア加入者を支えています。またHPEは最近Frost & Sullivan社からGlobal 5G Infrastructure Enabling Technology分野の2019 Leadership賞を受賞しています。詳細については hpe.com/dsp/transform をご覧ください。

〈提供開始時期〉
HPE Edge Orchestratorは、通信事業者向けにas-a-serviceとして2020年7月31日から提供されます。

注記
*1 IDC Enterprise Communication Survey, March 2020


■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、エッジからクラウドまでのプラットフォームをas-a-serviceとして提供するグローバル企業です。あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させるお手伝いをします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEはユニークながらオープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションを提供しています。すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のある利用感により、お客様が新たなビジネスモデルを開発し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はwww.hpe.com でご確認ください。

■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html

                       # # #

このプレスリリースで使用されているその他の製品名は識別の目的のためのみに使用されており、それぞれの企業の商標である場合があります。

■お客様からのお問い合わせ先
(記事掲載時のお問合わせ先もこちらでお願いいたします。)
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-268-186 (携帯、PHS:03-5749-8279)
ホームページ: http://www.hpe.com/jp/

(C) 2020 Hewlett Packard Enterprise Development LP
製品およびサービスに関する保証条件は製品およびサービスに付属する保証書に明示された保証条件のみによるものとし、本ニュースリリースの記載内容はいかなる追加保証をも行なうものではありません。当社は本レターの記載内容に技術上の誤り、欠落または本ニュースリリース作成にあたっての誤り、記載漏れがあった場合でも何ら責任を負わないものとします。

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

Journagram→ Journagramとは

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン