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ebook、アカマイのソリューションで、UXの向上とオリジントラフィックコストの90%低減を実現

(2021/3/8)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:アカマイ・テクノロジーズ合同会社

ebook、アカマイのソリューションで、UXの向上とオリジントラフィックコストの90%低減を実現

作業負担の軽減、高品質な画像配信とコストの低減を同時に実現

アカマイ・テクノロジーズ合同会社(本社:東京都中央区、職務執行者社長:山野修、以下「アカマイ」)は、株式会社イーブックイニシアティブジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 高橋将峰、以下「ebook」)が、アカマイの「Image and Video Manager (以下「IVM」)」と「Cloud Wrapper」を採用した結果、配信画質を維持しながら、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上するとともに、動画配信にかかるオフロード率の改善でオリジントラフィックコストを約90%削減したことを発表しました。



ebookが運営する「ebookjapan」は、現在取り扱い冊数が65万冊を超える国内最大級の電子書籍販売サービスです。同社では、娯楽が多様化する中で、エンドユーザーに漫画や本に向かう時間を増やして頂くために、魅力あるコンテンツを数多く提供するだけでなく、そのコンテンツを“いかにスムーズにストレスなくユーザーにお届けするか”を、絶えず工夫し続ける必要があると考えていました。

2019年春、Yahoo!ブックストアとebookjapanが統合され、コンテンツ配信用のオリジンサーバーへのアクセス数が、それまでの約3倍にまで増大しました。アクセス数の増加は、オリジンサーバーを収容するデータセンターに支払うトラフィックコストの増加に直結します。また、快適なUXを提供するためには、サイト上のコンテンツの表示速度をさらに上げる必要がありました。

Image and Video Managerの導入
AkamaiのIVMは画像圧縮など画像作成のワークフローを自動化し、エンドユーザーのブラウザに合わせた最高品質の画像やショート動画をインテリジェントに最適化して配信できる管理ソリューションです。それまでebookでは、表紙のサムネイル画像は利用デバイスに合わせて3サイズずつ用意していました。また、特に電子コミックスでは、表紙の画像品質が購入数に大きく影響を与えることから、画質の品質を維持することを重視していたため、表示速度を改善することは難しいという課題となっていました。その解決のために導入したIVMで、再圧縮と、デバイスの表示能力にあわせたリサイズを行った結果、従来と比較し、配信した画像全体の容量は33%削減されました。サイズの大きいJPEGの中には、90%以上ファイルサイズが削減できる画像もありました。しかし画質が落ちるわけではなく、画像の品質に妥協しない厳しい目を持つWebデザイナーからも画像の品質に“お墨付き”をもらうことができました。

Cloud Wrapperの導入
Cloud Wrapperは、オリジンサーバーとCDNのキャッシュサーバーの間に配置され、時間とともにCDNのキャッシュから押し出されてしまうコンテンツを、キャッシュに長期保持して配信するためのソリューションです。ebookでは、Yahoo!ブックストアとの統合に伴う作品数やユーザー数の増加で、配信される電子書籍コンテンツのロングテール化が顕著になっていました。オリジンにコンテンツを取りに行く回数が増え、オリジンサーバーからのデータ読み出し、つまりEgressコストが増大するからです。コスト削減のためにはCDNによるコンテンツのオフロード率を改善する必要がありました。Cloud Wrapperを適用することで、コンテンツのオフロード率が向上し、オリジンサーバーへのアクセス数が減少して、Egressコストの削減を実現することができました。導入前もコンテンツのオフロード率は93.8%にまで上がっていましたが、Cloud Wrapperの導入で99.3%とさらに向上しました。その結果、Egressコストを、約90%削減することができました。

ebookのCISO室セキュリティグループ インフラチームの寺澤 佑紀氏は、「他のベンダーも検討しましたが、“ユーザーエクスペリエンスの向上”と“オリジントラフィックコストの低減”という、それぞれ厳しい2つの要件を同時に満たしてくれるITベンダーは、アカマイだけでした。「新しい生活様式」の中で、我々の提供するサービスの品質に対するユーザからの期待は高まっています。Image and Video Managerをもっと活用して、画像品質を落とさずに圧縮率をさらに高める取り組みを継続していきます」と語っています。

株式会社イーブックイニシアティブジャパン様導入事例
https://www.akamai.com/jp/ja/our-customers/customer-stories-ebook-japan.jsp
Image and Video Manager製品概要
https://www.akamai.com/jp/ja/products/performance/image-and-video-manager.jsp
Cloud Wrapper 製品概要
https://www.akamai.com/jp/ja/products/media-delivery/cloud-wrapper.jsp

アカマイ について:
Akamai は世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。Akamai のインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセンターからクラウドプロバイダーのデータセンターまで広範に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドが Akamai を利用しています。Akamai は、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ/モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成される Akamai のソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365日/24時間体制のモニタリングによって支えられています。世界中のトップブランドがAkamai を信頼する理由について、www.akamai.com/jp/ja/、blogs.akamai.com/jp/ およびTwitterの@Akamai_jpでご紹介しています。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社について:
アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:Tom Leighton)が100%出資する日本法人です。アカマイは、ウェブサイト/モバイルアプリの最適化、快適なユーザー体験、堅牢なセキュリティを実現する各種ソリューションを提供しており、日本国内では約650社が当社サービスを利用しています。

※アカマイとアカマイ・ロゴは、アカマイ・テクノロジーズ・インクの商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です
※本プレスリリースの内容は、個別の事例に基づくものであり、個々の状況により変動しうるものです

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