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マリ共和国:情勢悪化の影響は子どもたちに【プレスリリース】

(2018/5/29)

カテゴリ:その他

リリース発行企業:公益財団法人日本ユニセフ協会

マリ共和国:情勢悪化の影響は子どもたちに【プレスリリース】

5歳未満児85万人が急性栄養不良のリスク


保健センターで赤ちゃんの手を握るヘンリエッタ・フォア事務局長。(2018年5月28日撮影) (C) UNICEF_UN0212603_Keïta
【2018年5月29日 バマコ(マリ)/ダカール(セネガル)/ニューヨーク 発】

マリ共和国の治安情勢がさらに悪化するなかで、子どもたちは生存し、学び、成長する機会を否定されていると、本日ユニセフ(国連児童基金)は述べました。

「マリの子どもたちは世界から注目されることなく、静かに苦しんでいます」ユニセフ事務局長ヘンリエッタ・フォアはマリを訪問中に述べました。「暴力が激化し、さらに多くの子どもたちが飢え、学ぶ機会を失い、生まれたばかりで命を落とすのです」

5歳未満の子ども85万人以上が今年、全急性栄養不良(Global Acute Malnutrition - GAM) のリスクがあり、なかでも27万4,000人が重度の栄養不良により差し迫った死の危険に直面しています。この数値に34%の増加がみられる理由の多くは、国の一部地域で食料不安が深刻化していることに起因しています。

重度の急性栄養不良の割合が最も高いのは北部の紛争の影響を受けている地域で、特にトンブクトゥでは15%を超えていますが、人々の関心が低いため資金は集まらず、栄養不良の子どもたちを治療するうえで不可欠な治療食の必要量を確保しにくくなっています。

100万人を超えるマリの子どもたちは現在小学校に通っておらず、この割合は2009年に比べ30%上昇しています。治安の悪化により、マリ北部および中央部における750校が現在まで閉鎖されたままであり、30万人以上の学齢期の子どもたちに影響が及んでいます。さらに、100万人の子どもたちは中学校に通えていません。

28人に1人の新生児が生まれて1カ月以内に亡くなっているマリは、世界で最も新生児死亡率が高い10カ国に含まれています。妊産婦死亡率も世界で最も高い国のひとつであり、27人に1人の女性が妊娠に関連した原因により死亡する可能性が高いのです。

保健センターで子どもたちに囲まれるヘンリエッタ・フォア事務局長。(2018年5月28日撮影) (C) UNICEF_UN0212604_Keïta
フォアは月曜日にマリの首都を訪れ、平和構築に加え、女の子が平等に教育を受けること、保健ケアや保護を含む社会統合が、平和や発展のために主要な条件だと述べました。

「もしマリの子どもたちの未来をもっと明るくしたいなら、彼らの幸福のために今投資をしなければなりません」バマコ郊外の学校を訪問中にフォアは述べました。子どもを中心に据えて、政策や平和構築の取り組みを行わなければなりません。子どもたちの未来と生存そのものが左右されるのです」

不安定な情勢が支援を阻むことは頻繁にありますが、ユニセフは、パートナー団体や、紛争地域を含む5つの現場事務所を通じて、アクセス不可能なコミュニティで暮らす子どもたちに、保健、水と衛生、栄養、教育と子どもの保護のサービスを提供しています。

しかし、支援のための資金は十分ではなく、ユニセフの2018年の要請額である3,700万米ドルの約80%が未だに不足しています。マリの子どもたちの命を守るために必要な支援をユニセフが行うためには、さらなる資金が緊急に必要です。

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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