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「経済が右肩上がりの成長局面では各事業にひも付いた子会社があれば良かった」が、足元は電動化や自動運転技術の拡大など時代の変化が激しい。
日本工作機械工業会の調べによると、22年11月の工作機械受注は前年同月比で2カ月連続の減少となり、それまで右肩上がりだった市場に変調の兆しが見え始めた。
半導体製造装置向けクリーンユニットなどの電子工業分野の需要は底堅く、最終年度に向けて右肩上がりになると見る。
右肩上がりの需要に供給が追いつかず、自動車やIT機器などで生産のボトルネックとなったことは記憶に新しいだろう。
戦後の電子部品産業がおおむね右肩上がりで発展できたのは、技術革新で次々に生まれる最終製品の需要を巧みに捉えてきたためだ。
「一過性にせず、次の日本を引っ張る産業を示してGDP(国内総生産)を右肩上がりにしてほしい」と強調する。
コンテナ貨物の荷動きは08年のリーマン・ショック後、各国の生産拠点の中国シフトもあって右肩上がりに伸びていた。
装置の納期や量産の歩留まりなどの課題が解消されると一気に生産が増えるという振幅の大きさが他の産業にない難しさだが、右肩上がりに市場が拡大するのは間違いない。
自動車用軸受のシェア世界一という地位を右肩上がりにしたい」(増重直樹が担当しました)
「U字型」にリスクが高まり、右肩上がりなど単純な直線の指数よりも「アルゴリズムの開発に苦労した」(藤澤AIオフィサー)と打ち明ける。
世間の状況とは真逆の右肩上がりで11年に稼働させたタイ工場は「(成功への)算段はなかったが1年で黒字化できた」。