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【建材偽装】 不安材料は07年10月以降に発覚したニチアスなどによる建材の耐火性能の偽装が、どれだけ消費者の購買意欲に影響を及ぼすか。

旭化成は堅調だったケミカル事業が前年同期比139億円の増益となり、ニチアス問題などの影響で同62億円の減益となった住宅事業のマイナス分をカバーした。

住宅事業は、部材の調達先であるニチアスの大臣認定不正取得問題などで引き渡し戸数が減り、減収減益となったものの、主力のケミカル事業が海外需要拡大を背景に業績を伸ばした。

ニチアスと東洋ゴム工業の不正事件を受け、国土交通省が大臣認定を出している防耐火構造・建材メーカーに調査を要請したところ、1422社・1万2771件の認定のうち40社・77件が認定申請仕様と異なる試験体...

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