[ 自動車・輸送機 ]

東大など、走りながら充電可能なEV開発(動画あり)

(2017/4/6 05:00)

東京大学の藤本博志准教授と居村岳広特任講師らは東洋電機製造と日本精工と共同で、走りながら充電できるインホイールモーター式電気自動車(EV)を開発した(写真)。タイヤに受電装置と蓄電器などを搭載したため、路面と受電装置の距離を一定に保てた。給電効率が安定し、9割以上のエネルギーを路面から車体へ供給できた。高速道路や交差点などに送電装置を埋め込めば、EVの電池重量や航続距離の課題の解消につながる。

路面に埋設した送電コイルからタイヤの受電コイルに磁界を介して給電する。車体に受電コイルを搭載すると、走行時の振動によりコイル間の距離が変わってしまう。タイヤに搭載すれば、路面との距離が一定になるため給電効率を最大に保てる。

実験車では路面から8・2キロワットを送りモーターは7・4キロワットの電力を受け取れた。インホイールモーターの最大出力は12キロワットで、四輪に装着すれば市販EVと同等の性能になるという。

(2017/4/6 05:00)

関連リンク

自動車のニュース一覧

おすすめコンテンツ

基礎から学べる!KPIで実践する世界標準のSCM教本

基礎から学べる!KPIで実践する世界標準のSCM教本

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

例題練習で身につく 技術士第二次試験「機械部門」論文の書き方

例題練習で身につく 技術士第二次試験「機械部門」論文の書き方

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスキンケア化粧品の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいスキンケア化粧品の本

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン