【電子版】東芝、スイス子会社ランディス・ギアが上場－株式売却益400億円

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　東芝は２１日、連結子会社でスイス電力計大手のランディス・ギアが同日付でスイスの証券取引所に上場したと発表した。東芝はランディス株式の６０％を保有していたが、上場に伴い全ての保有株を１６１７億円で売却した。２０１８年３月期に約４００億円の売却益を計上する。

　東芝は、米原発事業の巨額損失により１７年３月末で債務超過に陥り、財務改善のためランディスの上場や投資ファンドなどへの売却を検討してきた。売却交渉は金額面などで折り合えなかったとみられる。ランディス株式の４０％を保有していた政府系ファンドの産業革新機構も２１日、全株式を売却したと発表した。

　東芝は１１年、スマートメーター（次世代電力計）などを手掛けるランディスを、約１３１０億円で買収した。（時事）