[ ICT ]
(2018/4/10 06:30)
中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングの馬雲(ジャック・マ)会長は、米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に対し、世界の規制当局やユーザーの間で高まっている批判を「極めて真剣に受け止め」、しっかりとした対応を行うべきだと指摘した。
馬会長は9日、博鰲(ボアオ)アジアフォーラムで、ザッカーバーグCEOは過去15年にわたり急成長してきたフェイスブックを「修復」すべきだと指摘した。
馬氏は「今こそ修復する時だ。ザッカーバーグCEOはこの件を極めて真剣に受け止めるべきだ。問題は解決すると思う」と述べた。
馬氏は詳細な見解は述べなかったものの、フェイスブックは脆弱(ぜいじゃく)であり、驚異的かつ前例のない拡大が問題の原因だった可能性があるとの見方を示した。
馬会長は「今回の問題を理由にフェイスブックをつぶすべきではない」とし、「フェイスブックは15年前、現在のように成長するとは決して予想していなかっただろう。当時認識できなかった問題が全て浮上したということだ」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/4/10 06:30)