[ ロボット ]

清水建設、トンネル工事をロボで掘進−工期短縮・生産性向上、破砕・搬出の無駄なく

(2015/11/12 05:00)

清水建設が山岳トンネル工事の生産性向上に力を入れている。工期短縮につながったり地盤が不安定な現場に対応したりする新工法や建設ロボットなどの開発を積極的に進めてきた。ここ数年は山岳トンネル工事の工事延長距離、金額シェアを伸ばし、着実に成果をあげている。(村山茂樹)

山岳トンネル工事では事前に岩盤や地質状況などを調査する。だが、「実際に掘ってみないとわからないことがある」(小島英郷土木技術本部地下空間統括部計画グループ主査)ため、施工時の対応が重要になる。

良質な地盤では「工期短縮」、不良な地盤では「地盤安定」に注力する。良質な地盤では可能な限り速く掘進して工期を短縮し、作業効率が落ちる不良な地盤に備える。不良な地盤は崩れやすいなどの問題が生じるため適切に施工して安定化させる。こうした地盤状況に合わせて工法などを選択する。

例えば、岩石搬出処理システム「S―マックシステム」は工期短縮に有...

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(2015/11/12 05:00)

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  • 清水建設、山岳トンネル事業であの手この手。ロボットも投入で市場シェア拡大

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