[ 金融・商況 ]
(2015/12/12 05:00)
損保ジャパン日本興亜は11日、西沢敬二副社長(57)が社長に昇格する人事を発表した。2016年4月1日付の就任。二宮雅也社長(63)は代表権のある会長に就く。二宮社長は旧2社の合併後、新会社の基盤作りが完了したことから、16年4月から始まる新中期経営計画に合わせ、新体制への移行を決めた。桜田謙悟会長(59)は取締役に退き、持ち株会社である損保ジャパン日本興亜ホールディングス社長に専念する。
西沢氏は営業推進や人事、保険金サービスなど幅広い経験を持つ。旧損保ジャパンと旧日本興亜損保の合併時の統括役員としても手腕を発揮した。西澤氏は会見で、今後の経営課題の一つにデジタル化への対応を挙げ、「IoT(モノのインターネット)も含めデジタルの進化をスピード感をもって徹底的にやっていきたい」と抱負を述べた。
【略歴】西沢敬二(にしざわ・けいじ)80年(昭55)慶大経卒、同年安田火災海上保険(現損保ジャパン日本興亜)入社、10年取締役常務執行役員、15年副社長。東京都出身。
(2015/12/12 05:00)