[ その他 ]
(2015/12/29 05:00)
来年はいよいよ主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」が5月26日、27日の両日、三重県志摩市で開かれる。開催まで150日となった28日には、中部国際空港セントレアに高さ2メートルのカウントダウンボードが登場した▼愛知県、三重県の自治体と中部の経済団体は関連協議会「伊勢志摩サミット東海会議」を立ち上げた。中部圏への観光誘客だけではなく、モノづくりの地としてさまざまな製品の魅力を広く世界に発信する考えだ▼特に愛知県と地元産業界はセントレアと名古屋駅を伊勢志摩アクセスのゲートウエーと位置づけ、関係者を”素通り“させない構えをみせる。世界から集まる報道関係者向けの観光地や産業の紹介イベントなども検討している▼他にも経済効果が期待されるが、これを一過性のものにしない工夫も求められる。首脳会議自体は2日間であり、中部を訪れる関係者へのPRも短期決戦となるだけにインパクトを残すアイデアが欠かせない▼伊勢志摩サミットは安倍晋三首相の肝いりだ。2008年「洞爺湖サミット」以上の大きな予算が動く。とはいえ政府まかせで地元をPRしても真の魅力は伝わらない。成功に向け、地元関係者の汗とひらめきが報われることを期待したい。
(2015/12/29 05:00)