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[ ICT ]
(2016/3/23 05:00)
企業間の「協調」未知数
IoT(モノのインターネット)や人工知能を製造現場に取り入れる「第4次産業革命」の実現に向け、政府方針が固まりつつある。自動化など工場内の効率化だけにとどめず、工場間の連動や工場と顧客をじかにつなぐことで、新たなサービスを生み出すことを最終的な目標とした。ただ、IoTで製造現場のノウハウがデジタル化されると、技術流出の懸念も高まる。企業間で情報を共有するなど「協調」が実現できるかどうかは未知数だ。
政府主導で2015年5月に設立した産学官連携組織の「ロボット革命イニシアティブ協議会(岡村正会長)」。主要活動の一つである「IoTによる製造ビジネス変革分科会」において、経済産業省や参加企業の考えを反映した中間とりまとめを作成した。
第4次産業革命の代表例は多数のセンサーを搭載した機械が居並...
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(2016/3/23 05:00)
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- IoTの導入で製造現場が大きく変わろうとしている。製造業に新しい付加価値を作り出すと期待されているものの、企業間の連携など課題も多い。