[ 環境・エネルギー ]

清水建設、人工的な都市型ビオトープで生物多様性が向上

(2016/8/8 05:00)

清水建設は2006年に技術研究所(東京都江東区)内に建設した都市型のビオトープ(生物生息空間)「再生の杜」(写真)で、生物の生息環境が整い、生物多様性が高まっていることを確認した。10年間で植物の種類が200種から296種に増加。魚類は2・5倍に増え、鳥類の継続的な飛来があるなど、都市部の人工的な自然環境が豊かになっている。

同ビオトープは面積が1940平方メートル、うち水辺域が650平方メートルを占める。植物は風や鳥による種子の移動や表土からの出現などで増加。タヌキマメやトチカガミなど3種の絶滅危惧種も含まれる。魚類は当初507匹を放流したが、現在は1300匹以上にまで増えた。サギ類やカルガモなど13―16種の鳥類が継続的に飛来する場にもなっている。

清水建設は同ビオトープで培った建設技術や維持管理のノウハウを都市部で計画される案件に提案していく。

(2016/8/8 05:00)

関連リンク

建設・エネルギー・生活のニュース一覧

おすすめコンテンツ

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい空気圧の本

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説 第9版

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

誰も教えてくれない製造業DX成功の秘訣

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン