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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/12/1 05:00)
明治(東京都中央区、川村和夫社長、03・3273・0700)は、徳島大学先端酵素学研究所と共同で「R―1=イメージ」ヨーグルトに使われている乳酸菌で発酵したヨーグルトが、抗インフルエンザ薬による免疫低下を回復させる効果を確認した。
インフルエンザ薬で知られるオセルタミビルは、ウイルス増殖抑制で高い治療効果がある。一方、抗ウイルス抗体の産生量が減るため、投与した翌年に再感染するリスクが高まる可能性が指摘されている。ヨーグルトを摂取することで、これを抑制できるという。
実験はマウスに発酵ヨーグルトを摂取させた後、インフルエンザウイルスを経鼻感染させ、オセルタミビルを投与して結果を観察した。オセルタミビル投与で減少した抗体が、ヨーグルトの摂取により、血液中や肺でそれぞれ改善する効果が見られた。
(2016/12/1 05:00)