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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/1/16 05:00)
新日鉄住金は大分製鉄所(大分市)厚鋼板工場の操業再開が現時点で9月になりそうだとの見通しを示した。5日に発生した火災で電気計装設備のほとんどが損傷しており、復旧のための資機材調達や工事に8カ月程度かかりそうなため。この間、他の3カ所の製鉄所では代替しきれないため、同業他社に応援融通を要請した。
大分は厚板の向け先の約7割を船舶が占め、ほぼフル稼働だった。2015年度は240万トンを生産し、会社全体の半分近くを賄った。造船向けはサイズが大きく、他3製鉄所ではサイズ制約などから補いきれず、JFEスチールと神戸製鋼所に代替供給を求めたもようだ。数量などは非公表。一方、電炉の厚板専業メーカーである中部鋼鈑には現時点で要請はないというが、話があれば可能な範囲で前向きに対応するとしている。
(2017/1/16 05:00)
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