[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】米ウーバー、空飛ぶ車の開発に向けNASAのベテラン技術者を起用

(2017/2/7 14:30)

(ブルームバーグ)2010年に米航空宇宙局(NASA)ラングレー研究所の先進航空機エンジニア、マーク・ムーア氏は、ヘリコプターのように離着陸でき、より小型で静かな電気航空機の実現可能性の概要を示した白書を発表。毎朝の退屈な通勤を代替する快速な乗り物にもなると予測した。

いわゆる垂直離着陸機(VTOL)に関するムーア氏のリポートは、白書を読んだ少なくとも1人の資産家を発奮させた。ブルームバーグ・ビジネスウィークが昨年夏に伝えたとおり、グーグルの共同創設者、ラリー・ページ氏はこの技術を開発するため、シリコンバレーで密かにジー・エアロとキティー・ホークの新興企業2社を設立、資金を提供した。

ムーア氏は先頃、30年を過ごしたNASAを去り、グーグルのライバル会社の1社であるウーバー・テクノロジーズに入社、配車サービス会社での航空部門のディレクターとして、空飛ぶ自動車プロジェクト「ウーバー・エレベート」に取り組むという新たな役割を担うことになった。

ウーバーはまだ空飛ぶ自動車を製造していないが、昨年10月に発行した同社の白書では、空飛ぶ通勤の大胆な構想を展開し、騒音公害や車両の効率化、バッテリー寿命の制限など新生産業が抱える問題の解決を支援したいとする同社の技術的課題を特定している。同白書に助言したムーア氏は、同社の展望と潜在的な影響力に感銘を受けた。

ウーバーの先進プログラム向け製品部門の責任者、ニキル・ゴエル氏は、「ムーア氏がわが社で製造スタッフやステークホールダーと共に働き、白書で説明した使用方法を追求して行くことに大きく期待している」と電子メールで述べた。

原題: Uber Hires Veteran NASA Engineer to Develop Flying Cars (1)(抜粋)

(2017/2/7 14:30)

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ設計1年生!はじめての締結設計

集まれ設計1年生!はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン