- トップ
- エレクトロニクスニュース
[ エレクトロニクス ]
(2017/3/15 05:00)
三菱電機は電気自動車(EV)と住宅の間でケーブルを接続せずに電力をやりとりできる「双方向ワイヤレス電力伝送技術」を開発した。決められた停車位置から若干ずれて止まっても高効率に充放電できるのが特徴。車から住宅などに給電するビークル・ツー・ホーム(V2H)システムの利便性が高まる。車や住宅のメーカーなどとの連携を進め、2020年代の実用化を目指す。
車載コイルと地上コイルとの間で、普通充電相当の3キロワットのワイヤレス電力伝送ができることを確認した。車載と地上の両ユニットとも同じ回路構成で、送電と受電を切り替えて双方向に電力を伝送できる。
ワイヤレス電力伝送技術には、車載コイルが地上コイルの真上に位置しないと、伝送効率が大幅に低下する問題があった。三菱電機は各電力変換回路が連携して、自らの働きを最適化する「高効率制御方式」を考案。位置がずれた場合でも効率良く電力を伝送できる仕組みを完成した...
(残り:294文字/本文:694文字)
(2017/3/15 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。