[ ICT ]
(2017/4/26 16:30)
(ブルームバーグ)約10年にわたり研究開発を進めてきたグーグルの自動運転車プロジェクトが、サービスの実用化に近づいている。
アルファベットの自動運転車部門ウェイモは、米アリゾナ州フェニックスの住民を対象に、自動運転車試乗の受け付けを行っている。自動運転技術の商業化に向けた大きな一歩だ。
ウェイモは今回のサービスに向けて、クライスラーのミニバン「パシフィカ」の特別仕様車500台を試乗車に追加した。ウェイモはこれらの車および他モデルを公道で実験済みだが、これまで中に乗っていたのは従業員や請負業者だった。
試乗車を増やし一般人にも門戸を開くことで、ウェイモは人々がどのように自動運転車を体験・利用するかについてデータを獲得し、自動運転技術から収入を生み出す方法について手掛かりを得る方針だ。
当初はアプリを使ってウェイモのミニバンを予約できるようになるが、代金を支払う必要はない。ウェイモのジョン・クラフチック最高経営責任者(CEO)はいずれ有料化するとの見通しを示したが、詳細を明らかにすることは控えた。ウェイモはさまざまな経歴や運転ニーズを持つ数百人のユーザーの試乗を受け付けている。
(2017/4/26 16:30)