[ ロボット ]
(2017/5/23 05:00)
KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市、中島康之所長、049・278・7441)は、移動ロボットの遠隔操作を安定化させる技術を開発した。ロボットの移動に伴う無線の強さの変化と、ロボットの操作履歴から数秒先の無線状況を把握する。無線接続が不安定になる場所に移動する前に、操作者の手元のコントローラー画面を通じて無線切断の可能性を注意喚起する。
KDDI総研は大和ハウス工業が開発・販売している狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」向けに、無線の切断予測を行うアルゴリズムを開発した。数秒先の無線状況を常時把握する。
モーグルは操作者がモーグルから受信した映像を見ながら、手元のコントローラーにより無線で遠隔操作し、床下などを点検する。これまでは安定して無線品質を確保する対策として、検査対象の建物における無線の強さについて場所による変化を事前に把握する必要があった。
(2017/5/23 05:00)