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[ ICT ]
(2017/5/24 05:00)
米国の携帯電話業界で再編の機運が高まっている。ソフトバンクグループは子会社で米携帯4位のスプリントと同3位のTモバイルUSの統合を最有力案に据え、再編を主導する構え。一方のTモバイルも再編に意欲的な姿勢だ。ただ、Tモバイルは急成長を遂げており、ソフトバンクが統合交渉の主導権を握るのは難しいと見られる。また、トランプ政策の雇用政策が統合のハードルになると指摘する専門家もいる。(葭本隆太)
■ソフトバンクが主導?■
「ベライゾンとAT&Tの2強が利益の大半を取っている(米国携帯業界の)現状は健全ではない」。ソフトバンクグループの孫正義社長は10日、2017年3月期決算の会見で力を込めた。業界再編に向け、「多様な可能性を積極的に交渉する」と意欲を示した上で「Tモバイルとの統合が最も有力」と強調した。
一方、Tモバイルのブラクストン・カーター最高財務責任者(CFO)は18日に米ニューヨー...
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(2017/5/24 05:00)
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