- トップ
- 化学・金属・繊維ニュース
- 記事詳細
[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/5/31 05:00)
旭化成は30日、2017年度に前年度比33・3%増の2000億円(意思決定ベース)を投資する計画を明らかにした。リチウムイオン二次電池材料や自動車部材、おむつ材料などが主要案件だ。世界経済の緩やかな回復基調に加えて、競争優位性のある自社製品の需要増に対応する。3カ年計画の2年目ながら異例の積極投資に打って出る。
旭化成の小堀秀毅社長(写真)は同日の経営説明会で「従来の中期経営計画は初年度に投資が多めになり、2、3年目に減っていく傾向だった。今回、2年目としては例年と違う流れだ」と述べた。背景は電池用セパレーター(絶縁材)や低燃費タイヤ用合成ゴム、エンジニアリング樹脂などの引き合いの強さにある。またマテリアル、住宅に次ぐ第3の柱に育てたいヘルスケア部門では心肺蘇生関連でM&A(合併・買収)を引き続き狙う。小堀社長は「救命救急分野は細分化されており、米国中心にアーリーステージ(のベンチャー企業)を調査している」と意欲を示した。
(2017/5/31 05:00)
関連リンク
素材・ヘルスケア・環境のニュース一覧
- 王子HDと日光ケミ、CNFで保水・粘性調製する化粧品原料を開発(17/05/31)
- 旭化成、今年度に投資33%増の2000億円−競争優位製品の需要増で(17/05/31)
- 宿泊で環境・社会貢献−チョイスホテルズジャパン、料金の一部寄付(17/05/31)
- 日ペ、大阪・技術研究棟を公開−汎用塗料など開発(17/05/31)
- さあ出番/宇部エクシモ社長・小塚健次氏「現場テコ入れ 原点回帰」(17/05/31)
- さあ出番/東邦テナックス社長・乾秀桂氏「航空機分野で販売伸ばす」(17/05/31)
- 東レ、衣類の評価設備棟を建設(17/05/31)
- 環境省、2国間クレジット制度をモンゴルで2件登録(17/05/31)
- 経営ひと言/メニコン・田中英成社長「待ちわびた成果」(17/05/31)